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昨日靴ぞこが半分はがれたー!

アロンアルファでくっつけた

がー!またトレタ
歩きにくいー
片足を引きずる。もうどこいきゃいいの?

ぼくの育った街の
素敵な駅前でー!

ああ ....
娘は将来アイス屋になりたいと言う
好物のアイスを好きなだけ食べられるから
ではなくて
沢山の人を幸せにしたいからだそうだ

いっしょにお風呂に入ると必ずその話題になって
バニラ ....
女神 空を見てごらん
宙を浮かぶくらげだらけだ

漂うくらげは無い中身を求めている
自分の形にぴったりなものを探している

女神 山を見てごらん
てっぺんから牛が生えてくるだろう
 ....
ねぇ、ママ
ねぇ、ママ

昨日漁師さんがこういったの
「おまえは正真正銘本マグロだ」
って。

でも、ママ

あたいはマグロなんかじゃない
きれいに揺れる いそぎんちゃくだよ

 ....
さざんか
ひとつ ふたつ
咲いて
花びら ひとつ
旅に出た
芝生の海の
まん中に
さざんか咲いて
紅一点
会ってご飯食べてチューしてそれから
恋人になりたいって
言われても
さらさら流れる感情をどこかでせき止めて
今日から恋人だなんてどこかおかしい
ちゃんちゃらおかしい
自然に恋人になれないの ....
 時計の針がなくて困っていた
 数字が並んでいた過去を溶かして
 花咲いた空洞の黒蜜に
 楽しみにしていたパイと
 ビスケットで調和を取った
 残りあと数秒ということ
 それが ....
空より落ちる
雨より速く切り裂いたように
私はラッカする

夜の空 私は大気圏に掴り
ココに落ちる

ラッカする私は
貴方の願いをこもられ
何万モノ光と
落花のような刹那さに惚れゆ ....
定刻の十分前に飛び出した
マンションの駐車場では雨の余韻
生まれたての水たまりには波紋
また 小雨
浸るよりも先に 走らなくてはいけない

休み 休み 土曜は休み
流れる空気の弾力さえも ....
鳴り響くパソドブレ
小さな扉が開いたら
まっすぐに駆けてゆくから
今、一番の死をちょうだい

マタドールとまた踊る
紅い波が憎らしく
私は私の方法で
あなたをもっと振り回してやる

 ....
逢いたさは
距離に比例する

忙しさの倍数である

ひとりの夜には
二乗される

愛情という
未知の定数を持つ

この方程式を解きなさい

飛行機も
新幹線も使わずに
  ....
その皇子
東へ進軍し
その剣
雲を斬り
丘を割き
沼を埋め
戦に次ぐ戦
謀殺に次ぐ謀殺
返り血の乾く間も無く
川にかかれば妻を売って渡り
海峡にかかれば妻を売って船を買い
船を打 ....
手荷物が重すぎて それでも担ぎ上げて笑いかけた
だってキミが望む事だからそれは仕方ないよねと
いつの間にか強がりは普通になって
何か泣き出すときの声までアルト

装う事が現実で 現実こそが装 ....
 もうそこに 映る事無く 古道具屋に 
       売られて行くの  三面鏡


正面より左角度横顔の すまし顔
見ては微笑む 私の髪は
ちょうど腰のあたり
窓辺から光り差して 少し赤 ....
いたみは はんぷく
ことばとは うらはらな
ひていが ほしくて
「そうだよね」が ひどく いたい
「ああ、やっぱり」が ひどく しみる
ドトールで女と待ち合わせ
といっても携帯時代

正確にはドトールで女の連絡を待っていたが
まるで、連絡が来ない

ドトール地下のライブハウスでは
メロコアバンドが「青春」について叫んでい ....
水曜日の、朝
雨の、海
ここは、底。


数え切れない水曜日が
既に溢れはじめてしまって
数え切れない雨として
朝を打ち消している
あらゆる残り香が
あ、香りではなくな ....
おなかが痛くなって
道のはじっこにしゃがんでいたら
知らないお兄さんがそばにきて
だいじょうぶ?
と聞いてくれた
わたしは顔を上げた
なんと言おうか迷ったけれど
「おなかが痛いんです」と ....
 


 結局僕らは、手を繋ぐことも恐れていたから、きっと、人間なんて外枠は、どうでもよかったんだね。感覚で繋がる、思いは繋がっている。「繋がる」なんて言葉の嘘を、僕らはとうに見破っていた。不器 ....
夕暮れの後の雨はどこも優しい
平静な音が響いて
空間が深まっていく、窓の外
思い返すほどに
心落ち着いていく


世界は円になっている
そんな
額面通りにはいかないらしい
言葉が繰 ....
ドアが開くような音がすると
誰かが勢いよく飛び出していく
真っ直ぐに見せている道は
静かに湾曲していて
遠くの方で反射して、光が
不透明な景色を作っている

霧に浮かんでいる街で
探し ....
  


  部屋にばかり詰めていたので
  気分転換にちいさな125cc のバイクに乗ってきた
  新興郊外都市 背高のっぽのビルが立ち上り
  丘の上を占めていた 大きなマンションと
 ....
一度しか刺せないとしたら、誰を刺す?

助手席で
彼女は妖しく微笑む

一度だけなら、いつまで取っておく?

ちょっと待って
いま両手がふさがっているんだ

前輪がひとつ足りな ....
アタシのしっぽを握る手
を辿って一歩また一歩近づいていく
ごとに強弱のリズムが狂う
から肩のラインがみっともなく震えて
しまうし見抜かれているアタシ
の幼いところを知り尽くしている
くせに ....
内から外へ
広がる気持ちの真ん中へ
水色のレンズをつけたまま
私は一人で立ち尽くす

うらうらとつもった心のチリを
動かせる事のない
非力な自分

描く放物線も心なしか弱く

そ ....
どうしても空を飛びたいらしいので
象が踏んでも割れない筆箱をあげると
「二郎さーん!」と言って地面に投げつけた

私は冷や汗をかきながら
「確かに弟ができたら二郎と名付けるつもりでした」
 ....
学生服のセーターは そっと息をかけるほど 白く染まるそんな気がした

身も心も白いまま 私は15を迎えたあの日 赤い蝶がまいおりて

私のドレスを大きく濡らした 君の指はふるえたまんま

 ....
 高速道路の下で猫が一匹死んでいたから
 ラムネ水の泡はあふれて
 誰かの右腕に落ちた
 こんなときに聞こえる音は
 芯をえぐられた風の音で
 必要な季節を呼んで
 ....
そら、なのか
から、なのか
どっちでもいいけど
「宙」と書いて「そら」と読ませるよりも
「空」と書いてなんと読むのかわからない
そんな曖昧さがわたしはすき

そら、だったのか ....
口裂け女の噂を広めた女性は口が裂けていた

公衆電話はワープ装置としても使われている

ティッシュペーパーの72組目は他と質が違う

夜が訪れると同時に太陽は体育座りをして行儀よく次の ....
半知半能さんの自由詩おすすめリスト(183)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
主語はオレの日- 石川和広自由詩5*04-12-13
十階の家族- たもつ自由詩100+04-12-11
くらげと牛と罪- 無言電話自由詩404-12-8
本マグロ- めぐみ自由詩7*04-12-7
さざんか- 春日野佐 ...自由詩304-12-7
恋人になりたい?- チアーヌ自由詩10*04-12-7
数秒- カンチェ ...自由詩304-12-7
ラッカ- *くろい ...自由詩104-12-7
土曜日の上気- たちばな ...自由詩604-11-28
バレンシアの太陽の下- 木葉 揺自由詩8*04-11-28
逢いたさ関数- umineko自由詩1804-11-23
東征- 片野晃司自由詩2504-11-22
アルト- 碧姫自由詩1*04-11-21
『三面鏡』哀歌- 千月 話 ...自由詩5*04-11-18
どうい- 玉兎自由詩404-11-17
君から電話が来なくて重要なロックバンドが生まれる- 餅ヴィシ ...自由詩2104-11-17
水曜日の底- A道化自由詩1104-11-16
おなかが痛いとき- チアーヌ自由詩804-11-15
コバルトブルー99%- ピッピ自由詩1804-11-14
スロウダウン- 霜天自由詩1204-11-9
氷面- 霜天自由詩904-11-3
幻覚新興都市- 天野茂典自由詩304-11-3
BEE- RT自由詩504-11-2
無呼吸- Monk自由詩904-10-31
広がる- 碧姫自由詩604-10-24
飛行訓練- 木葉 揺自由詩24*04-10-23
真冬の赤い蝶- あいこ自由詩304-10-16
ラムネ水、透明追ってゆく- カンチェ ...自由詩604-10-16
わたしがシャンブロウだったとき- 佐々宝砂自由詩1604-10-15
- 桜 葉一自由詩1404-10-8

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