うぬぼれやだったわたし
完璧だと思っていた私

だれも居ないところに、きみが来て

完全だと思っていた私
敵などいないと思っていた私

ときどき見るねと、きみが来て

すべてから解 ....
頭のわるい男がいる
それはあいつ
あいつの頭はわる過ぎる
頭わるいまま突き進む
頭わるい自覚がないのがこまる
自分じゃいいとさえ思っているのが
ホントに困る

頭わるい男が突っ走る
 ....
君と出会ってから迎える冬は初めてだ

僕の無意味な君への想いの残滓と
僕の目に焼き付いた君の残像が
見えない粒子になって僕に纏わりつく

僕の肺から出た溜め息の水蒸気に
煌めくそ ....
君の瞳から雫が
水滴の音だけが轟く、洞窟の
石筍を生むような澄んだ雫が
空間を裂くように
時を貫くように落ちた
一部は落ちる間に水蒸気となり
一部は冷たい大地に染み渡った

今 ....
閉じかけた目をもう一度開いて
あなたの世界にあるものをもう一度見つめて
彼らはあまり音をたてないように
あなたがきちんと目覚めるのをずっと待っている


テーブルに ....
「さよなら」は言わずに行くね 
運命という言葉を信じてるから 
あなたに出逢ったのは正しいって思いたいから 
「またね」は言わずに行くね 
運命という言葉を信じてるから 
あなたに出逢えたの ....
君にサヨナラを言った
僕の哀しみとは裏腹に
太陽がただギラついていた
おやすみのキスして君と眠る日がくるまで送るおやすみメール 「パパ、パパ」とすがる息子に「怖くなり家を出た」 夜を行く
トラックの隙間を縫って
大きなランチマットをひとつ縫い上げた頃
あなたがふいに言い
私が答える

私の夜は紫とグレーだ

聞いておいて気のない返事を返した人に
言われた通りに微睡みを繰り返す ....
遠い夢のあとのような水色が

さびしくて

よわって

しんだ

しんだしんだしんだ

遠い夢のあとのような水色が


あの鐘をいつも鳴らしていた

ぼくはここだよ

 ....
初夏の月から
降りそそぐ
その耀く光だけではなくて
少しずつ零れる
綺麗事のような陰は
どこまでも柔らかくて
穏やかな音色がする

夜空のずっと西にある街には
月の光は差し込まない
 ....
君はクラスの中でただ一人
輝く褐色の肌を纏った男の子

幼児部の時は
「お母さんに会いたい」とよく泣いていた

お母さんはさぞかし優しい人なのだろうか?
遠足の日 君のお弁当は
ポテト ....
おまえのアオが好きだ
そう言ったとき
どんなアオが好きなの
、と真顔でつめよられて
俺は黙ってしまった

おまえのアオだよ
、と言ったとたん
おまえのアオが
牙をむいて襲いかかってく ....
花束を君に贈ったのは夏が終わる頃だった
小首を傾げて微笑んだ君との時間をを僕の心の壁にかけてあるんだ

何を約束したのか忘れてしまったが
秋の訪れとともにそれは緩く解けて雲に流れていった

 ....
あなたはいつもうわの空
会話をしても僕が笑ったり
泣いていてもあなたは
表情も変えずうわの空で
いつも何を考えているのか
僕にはわからない

だけどそんな君が嫌いになれなくて
むしろず ....
 
恋は青短、赤短、猪鹿蝶

こいこい こいこい! こいこい!!


あっ、やっぱ親(彼女)はつぇーや



 
どうして 地球は丸いのでしょう
どうして あなたは 気づかないのでしょう
あなたの 顔が丸いのは
地球が丸いのと 同じくらい 不思議なことです

どうして 太陽は燃え続けるのでしょう
どう ....
水星
{引用=みんなより泣き虫な私ですが
もしものときは貴方の熱い涙も、全部
私のそれに溶かして差し上げます。
その代わりといっては何ですが
私からいつもより
少しばかり濃い塩の匂いがして ....
色褪せても

枯れ落ちるそのときまで

可憐であれ乙女よ



美しき日々は短く

激しい季節の中を渡る

雨の降る日も

風の吹く日も

人々の心和ませ



 ....
 襖で仕切られた四畳半の、その襖を開けるとまた四畳半、また四畳半、大きさの異なる箪笥がいくつもあり、埃避けの布を掛けた雛壇があり、その隙間にすっかり平たくなった綿布団があり、そんな部屋が前後左右に際限 .... もしもツバサがあったなら

あなたのところへ

飛んで行けるのに



もしもツバサがあったなら

あなたのところへは

飛んで行かない


背中にツバサを背負った姿で
 ....
えいえんの空間のなかのこの場所
むげんの時間のなかのこの時
この時 この場所に
こうして二人でいるということは
なんという驚きだろう

ぼくたちふたり
格別話すこともないけれど

ぼ ....
ザックリ
バッサリ
アキレス腱を
ザックリ
バッサリ
叩き斬る
ギッシリ
ビッシリな
アキレス腱が
ビッチャリ
ビッチャリ
飛び散る、春


琥珀の一部であった
お前の魂 ....
ボクがキミを食べないように、ボクは口を縫った
食べたいのちは数兆個。それかきっとそれ以上。それ以上の単位って知らないから、まあ多分きっとそれ以上は食べてるのかな、。
毎日3食食べてきたから、一日1 ....
ニコニコと笑う君も 好きだけど
口とがらせて怒る君も 好きなんだよ
怒った顔も可愛いから
ついつい怒らせちゃう


僕を信じてる君も 好きだけど
僕を疑ってる君も 好きなんだよ
安 ....
冬の寒気が細く伸びて
岬の先のほうへ
鋭く尖っていった
遠くで生まれた赤土の丘が
最後に海へこぼれ落ちていく場所で
わたしの そしてあのひとの
フレアスカートのはためく裾から
なめらかに ....
瑞海さんのおすすめリスト(420)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
うぬぼれやだったわたし- 水素自由詩1*14-7-12
頭わるい男- Lucy自由詩16+*14-7-4
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さよなら_またね- 文字綴り ...自由詩2*14-6-26
アオゾラ- 渡辺亘自由詩214-6-25
おやすみのキスして君と眠る日がくるまで送るおやすみメール- 北大路京 ...短歌614-6-24
白骨- 和田カマ ...短歌2*14-6-9
心中- 瑠音携帯写真+ ...114-6-6
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月の音色を- りゅうの ...自由詩7*14-5-12
君に与えられた色- 夏美かを ...自由詩27*14-5-9
- 草野大悟 ...自由詩3*14-5-7
約束- 梅昆布茶自由詩1714-3-26
うわの空- リィ自由詩1*14-3-19
こいこい- 殿上 童自由詩11+*14-2-3
どうして- 佐白光自由詩214-2-2
惑星ラブレター- 愛心自由詩1413-12-23
「_花_」- 椎名自由詩113-4-15
戦闘少女、戦闘少年- 片野晃司自由詩1613-1-6
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Two_Of_Us- 浩一自由詩512-3-13
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キミを食べたかった夜の夢から覚めた- 緋霞自由詩309-9-1
ごめんね- 北大路京 ...自由詩23*07-9-5
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