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そこには雲ひとつなく
静かな青空があった
白い太陽の線が
存在を地上に焼き付けた


僕の形をした暗黒
何も語らず
何も見ず
僕と同じ動きしかしないが
深い深い底無しの
 ....
定まってない
定まってない
いつもゆらゆらと
目眩のように浮いている
進んでるのやら
戻ってるのやら


何で僕って生きてるの?
と言って、ゆわり

何で雨が降ってる ....
どれだけ
アスピリンを
ヴァイコディンを
メタドンを
ヒドロコドンを
中毒になる程止められなくなって
直視出来ない様な
注射痕を遺して
全てが滅茶苦茶になりながら
摂取し続け ....
どう考えても違うんだ
他人と自分が違うのなんて当たり前
それは良いんだ
だけど自分は
他人と違い過ぎるんじゃないかって
おかしいんだ
何かが違う、ズレてるの
ははは

だ ....
君が、遠い

だけど
諦めるには近すぎる
だけど
話しかけるには遠すぎて
君が遠い
ほんの数メートルが
ガラスを隔てたみたいに、遠い

待ってよ
行かないで……


 ....
昨日と同じ時間に起きて
昨日と同じ電車に駆け込んで
昨日と同じ坂を登り
昨日と同じ教室に入る
昨日と同じく昼ご飯を食べて
昨日と同じ友達と
昨日よりも楽しく笑って過ごす
それが今 ....
こんなにも幸せな誕生日は初めてだ

今まで

今日という日まで

生きてて本当に良かった

って思えた


今までだったら嬉しい時に

“今なら死んでも良い”

って ....
僕がもしも男なら
私がもしも女なら
君に抱き締めて欲しかった
そして殺して欲しいんだ

もしも私が億万長者なら、ね
殺し屋を雇って殺してもらうの
とびきり腕の良い人を雇って……
 ....
私、私
僕、僕

僕がどんな一人称を使っても
私の勝手でしょ?
でも一人称が変わるだけで
私は
僕になって
僕が
私になるの
自分を偽り
他人を偽り
世界はこうだとか
 ....
コンピュータが動かない
こんなやつ使えない
〈接続されていません〉
何に?
〈なんらかの関わりに〉
〈ネットワークに繋いで下さい〉
黙れ
寝とけ
〈接続されていません〉
〈接続さ ....
君と僕とが
気になる人同士だったのは
いつの事だっただろう
人は自分の幸福が分からない
人は我慢が出来ない
欲しいものは欲しい
君が欲しかった
君の心が欲しかった
コーヒーが飲 ....
つまらない事でも
人は死にたくなるものだ

どうしようもなく死にたくなって
家を飛び出した深夜
空が墨汁でも零したのか
夜がどこまでも黒い
1と0に点滅する電灯を辿って
い ....
人のこころは
陽炎に揺らめく砂漠に置かれた
少しだけ水の入った
壊れやすい硝子のコップ

君の言葉で水は満ちる
放っておけばすぐ乾く

君の言葉が
君の愛が
僕を満たし潤し ....
雲から作られた
真っ白なキャンバスに
君は向き合った

夜をチューブに詰め込んで
君は黒い絵を描いた
星を砕いて水で溶かして
黒い絵に瞬く光を浮かばせた

望遠鏡で君の絵を見 ....
覚えてるかい?
いや、そんな筈がないか
僕と君とは他人同士
何の接点も無く
いわば二つの点
そこに直線が引かれることは無い
惹かれることはあっても

覚えてるかい?
覚え ....
僕にはもう名前が無い
暗く湿ったどこかで
ただ吐いた息を吸っている
#72659
僕は罪を犯し
記号になった
今死んだって良いから
君に会いたい
もうこれ以上、なんていらないから
何を犠牲にしてもいい
君が悲しまないのなら
死んだって良いから
君に会いたい


満たされた時に ....
よし、今日はりんごの解剖をしよう

またですか?

ここに男性の人形がある
りんごが見当たらないね。解剖してみようか…
喉元を切開してみよう

……

さて、これが人間だっ ....
虹の無い空を埋めるのは
淡々とした白と重々しい黒

君がいないなら、世界なんてモノクロだ
白黒テレビ、砂嵐
無意味で単調でつまんない
でも悪くない
色の無い世界、1と0
 ....
打ち上げ花火の
音だけが微かに聞こえる
幻聴ではないはず

僕は行けなかった
内心、君が行くなら行きたかった
けれど行けなかった花火大会

音だけが聞こえ
花火も君も何一つ見 ....
黄昏のような明け方、夜の今際
悲しみに暮れる夕焼けの如き早朝は
空の青と昇る陽の赤が
混ざり合い織り成す紫
また明日、と言って君に背を向けた
その明日が今日だ
染まる雲の柔らか ....
夜の黒が
何時だって怖かった
だけど僕は知っている
夜空に浮かぶ月を

三日月は美しい
それはもうすぐ消えてしまうから
だから美しい
だから耐えられる

でも新月の夜は無理 ....
はい、あなたの症状は?

えっと、えーっと、えっと…
言葉にしようとするならば
片っ端から消えていく


うーん、ではどうして欲しいですか?

えっと、えーっと、えっと… ....
ケータイ開いて
メール来てたら、ちょっと嬉しい

ケータイ開いても
メールが無かったら、ちょっと悲しい

メール来ないかな、と思って
ケータイ開いた瞬間に
君からメールが来た時 ....
その絵画は、
曰く付きだった

とある画家の
最後の傑作であった

まず、その絵のジャンルが分からない
人物画なのか肖像画なのか
風景画なのか何なのか

ただ、正確に言うと ....
一瞬、黒を染める閃光
一瞬で死んでしまう火薬たち
目を離すものか
瞬きなんてするものか
君と過ごす最後の二人の時間
涙なんて……
…ううん、やっぱり無理だ

霞んだ花火、震えるほど ....
これ以上この穢れた空気を吸いたくない
もうこれ以上息が出来ない
この世界はまるで変わろうとしない
まるで自転を忘れた地球
この惨劇を見たくない
部屋の電気を消すのと同時に
世界も一 ....
今日は、りんごの解剖を行う

はぁ
りんごですか

うむ。いいか、このりんごは何色だ?

赤色ですが

では、解剖してみようか

−ほら、解剖したら赤ではなくなったよ

 ....
緩やかな月明かりの下
幻聴なのかと疑ってしまう
微かな電灯の震え
君と僕との待ち合わせ

君の姿が月に照らされ
僕の姿は闇に浮かぶ


 「今なら、死んでも良いな」
僕 ....
|
 神      |   
 よ
 我
 を         |
 許    | 
 し
 給               |
 え

     ┃           ....
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