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貝殻になって
砂浜で美しく暮らそうだなんて
夢を時々みては波に
叱られているよ
こんなあおいなか
住まわせてくれている
地球に返しきれない
恩をいったいどうしたら
じっと海の底 ....
十年は履き続けたか吾がブーツいのちの終わり見えてきた朝
原風景がなぜか田んぼの都会の子いつかの旅の思い出なのか
「{ルビ時間=とき}は在る」「いや時間はない」論じ合い夜明けもなくて ....
ただ待ってる何の予定も無い部屋でたとえば電話鳴るの待ってる
きみ在りし日には月並みだったねと幸福にいま謝っている
さよならもありがとうもない臨終を待つだけかなとほんとを想う
....
一生懸命だった夜
沈黙ってこと考えた夜
意味のあることの無意味に無邪気に向き合った夜
丸腰なんだからと強気で弱気だった夜
一生懸命泣いた夜
偉いってこと考えた夜
言葉は言葉は言葉は言葉 ....
夜明けの空の椅子に腰掛ける女神が
今朝はなみだせず
澄み渡った東京の青を見せてくれた
いまの彼女はとても気紛れ
やがて陽も落ちてしまった頃
わたしはまた、時を不幸にしたと嘆く
いつもの ....