すべてのおすすめ
透き通る光が降りてきて
君の頬を丸く染めた
指折り数えたら
真っすぐ昨日に振り向いて
照れていた「おはよう」が
笑顔で溢れ出る

つがいの鳥は鳴いていますか
細い君の指が苦しそうに ....
不器量な手だから
なぞれない象徴があった
見届けられない背中だから
言葉に出来ない痣があった

哀しみは木偶人形の口笛
哀しくて哀しくて歌が漏れる
そうやって辿り着いた音階は
成層圏で ....
夜明けの群青の空に
透明な風の蛇がうごめいていて
脊椎に貫かれた腹でゆっくりと気流を動かしている

白んだ月は皮膚を通過し波状に広がる光を手放す
朝を迎える前の消印のように
反復ゆえの忘却 ....
佐白光さんの由木名緒美さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
中庸の頬- 由木名緒 ...自由詩10*23-12-2
五線譜の糸- 由木名緒 ...自由詩6*22-4-11
紡ぎ合う- 由木名緒 ...自由詩14*16-3-25

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する