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風なのか
名もなき季節を通りすぎ
名もなき町をめぐる
僕らは
ひとつだけ朝をください。
この胸がいっぱいになる朝をください ....
映写機のカラカラする音が響く
遠くでぼくらが病んでいる
満天の星に 落としてしまったもの
青いおれんじ色の枕 ひとつ下さい
噴水 世界は世界の意 ....
初恋を{ルビ啄=ついば}む小鳥に啄まれたとこがいつまでたっても甘い
祖父のつくったハーモニカはなつかしい波の音がするカモメも鳴くし
泣き虫の泣き声で孕んだ空気が夏の青と白に融けてゆ ....
ラムネ工場で作られたビー玉にあの夏の日が閉じ込められてる
初恋を{ルビ啄=ついば}む小鳥に{ルビ啄=ついば}まれたとこがいつまでたっても甘い
遠くまでちいさな泡がのぼるからおそらく ....
優しさで出来てる星がひとつくらいあってもいいね。行けないけれど。
ふわふわでほんわかしててすべすべですうすうしながらしゅわしゅわなあさ
クローバー見渡すぼくらの遠くに町のような ....