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「もうない」とつぶやく誰かがいないので「ない」がどこにもまだなかった日


十億年、と言わず千年くらいでも離れて見れば消えてなくなる


視点だけならどこまでも行けるので私が見えなくなるま ....
もう一人くらい私がいてもいい、はずなのにやはりいないのだ 雪 人あまたゐてそのうちのただ一人のみ我なりと知りし日のこと 自由という足枷を引きずりながら終点のない遠足に行く ばらばらと歩いていると

ばらばら
というこの擬態語は
この場合使えるのかどうか
複数ではなかったが
(そのつもりだったが)
個人的にある程度ばらばらと
歩いているつもりだったが

 ....
等量のインクで書かれた二と十を異ならしめている、これが意味 眠りたいわけではないがこの脳が眠たがるから眠ってやるか 同じ穴から拔け出てもその先の世界がひとりひとり違った 通信が途絶えた時の液晶の色より外の夜は明るい 半ば幻なる他者のさはさはと脳裏にさざめきながらまた夏 その森の外にも森があり星を違う名で呼ぶ人間がいる パン屑のかわりに記号の断片を撒きつつ歩む ここもまた森 この距離が間に言葉を生んだから離れたままでいようこのまま 言葉という私に属さないもので構成されて今ここにいる 近づけば新たに何か見えるので何かがそこにあることにする 花を見てきれいだというわたしたち 人はこうして人を造った 無意味だと言葉にすればそれすらも無意味だという意味をもつので 半ば幻だとしてももうこれは眼を閉じるくらいでは消せない もう誰が始めたかも覚えていない双六遊びの続く夕暮れ 苦痛には二つの消し方があってあいつはそっちを選んだんだな 眼を閉じて出所不明の光など見たくないから眼を開けている そういえば君が残した落書きの・が彼方を見ている 今日も お互いにパニック映画のモブとして逃げてゆく方向が違った とりあえずあなたはいるということに、そして世界はあることにする 情報の砂塵にかき消されながら、とはいえそこにいるらしい人 言葉という街の埃に似たものが降り積もりある日私になった 笑うしかないほど解りあえないが人がいるとはそういうことだ 霧さえも見えていないということを互いに指摘しあって笑う 今ひとつ使い勝手のわからない脳だと私の脳は言います 脳内を流れやまないこれもまた物質ではあるのだろうけれど
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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