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現代詩は詩なのか
星を指さし
星座をなぞって
ふわり歩いてゆっくりと
冷たい空気を吸って
白い息を空にかける
月の巣のように
いらない花も
無駄な花もない
路地裏の雑草も
花が咲いて恋をする
日陰の小さな葉にも
綺麗な花が咲く
誰も見ていない
誰の視線も気にならない
自分の時間だけを
精 ....
竪琴を抱え
星の間に立てば
亀の甲羅に響くのは
繰り返し呼ぶ
あなたの名前
今なら自由になれる
早く私を捕まえて
遠くへ連れ去って
一万二千年後にはもう
北極星になってし ....
朝が来なかったら
夜を愛してしまうだろうか
月に恋して
眠ることを忘れて
もうなにも怖くなくて
ただ星を眺めていればいい
星の子が金粉のように
私を包んで笑ってるから
....
腰まで伸びた
オレンジ色の髪が
熱い花びらを吊るす
初めての雪の夜
二人で植えた樅の木に
夏のクリスマスが咲く
ミツバチは蜜をもとめ
ムクドリは恋の薬と知り
花を咥えて行く ....