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記憶にはもう無い日々が朝焼けの目眩の底に浮かんで消えた 静かな庭に

陽炎が立っている

そのほどけた輪郭は
今はいない人の
記憶に似ている

不安が
忘れていた不安を
呼び寄せる
5歳の野原に
少年をひとり
おきざりにしてきた

今も夢に見る
あれは

世界の果てまで
走って行くはずだった真昼

やけるような緑と
汗と言う名の夏が
身体にべったりはりつい ....
野を駆ける風をその髪に
茜色の夕焼けをその頬に
天の川を両の手に
卯月の雨を一粒残らず集めたら
桜吹雪に変えて見せましょう

知りえる限りの美しさを散りばめて
gorsescentさんの駒沢優希さんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
記憶にはもう- 駒沢優希短歌314-1-31
そのほどけた輪郭は- 駒沢優希自由詩214-1-15
in_the_Summer- 駒沢優希自由詩13*13-12-18
野を駆ける。- 駒沢優希自由詩213-12-10

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