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ロオレライ魂きはるともまがつ歌
聴かましものをライン波立つ
あやかしの雲を衣に昼の月
追ひて追はれぬひとの影かな
英京のたよりに遺す夏ひとつ
心おなじきかりそめの時
そのかみの文をうち捨てながむれば
君なくみつる月にもある哉
....
巷を遠くわが宿に
来し方を返り見つつも
さいはひに充つるひと時
蓄音機ふと出だしたり
奏楽はいと珍らかに
泰西の忘却の曲
ゆくりなく求めたりしを
麗はしき協奏楽や
空想 ....
魂の底湖碧く流星の涙
振られても降られてもなほ通ひ舟
魂の底湖碧く潜むヴェスタの涙