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おばあちゃんがあけたドアは
いつもあきっぱなし
猫が入る
風が入る

お父さんは怒る
寒いと怒る
家族は怒る
閉めてと怒る

おばあちゃんには見えている
困る家族が
中にいる家 ....
濁った僕の目に飛び込んできたのは
真っ赤な椿
はちきれそうに赤の花が僕めがけてきた

赤 赤どれも赤
ぎざぎざに咲くそれは
鮮やかにうたっている

悩んでいた
うつむいていた
僕は ....
透明人間になったらさみしくない
あなたの枕元にたったり
耳元でこしょこしょ話したりできるし
そっと服にはりついて会社にいったりもできる

透明人間になったらこわくない
噂話も知らん顔できる ....
一生懸命がいいと
祖母は言うけど
結果がすべてだと上司は言うんだよ

今がんばれと先生は言うけど
夢をみなさいと校長は言うんだよ

愛し合ったはずの
父と母は別れ
憎み合うはずの
 ....
すきなひとに気軽に
すきと言えないように

きらいなひとにきらいと
言えるはずもない

一緒の鍋をつついても
心にふれないよう気をくばる

湯気があたりをぼやかして
ほんとのことが ....
神さまなんて信じてないわたしだけど
太陽を神とすることにした

わたしは確かに太陽から
うまれたんだとおもうから

困ったときも
うれしいときも
太陽を想う

なんだか顔をあげたく ....
しあわせという
文字は書けるけどわからない

わからないから
ほしい
つくりたい あげたい

みんなそうだろう
と願う

わたしの手は
今日なにかをつくるだろうか
ふいに背中を ....
やっぱり
わたしはわたしに生まれ変わった

だれになりたかったというのだろう
目覚めた時
わたしを確かめて
そっと手をにぎりしめた

旅を思いだそうとしたのに
もう夢の足跡は消えてい ....
由木名緒美さんの朧月さんおすすめリスト(8)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
忘れ物おばあちゃん- 朧月自由詩317-4-14
椿爆弾- 朧月自由詩216-5-1
透明人間- 朧月自由詩416-4-29
- 朧月自由詩516-3-28
土鍋のこころ- 朧月自由詩1215-10-31
太陽の子- 朧月自由詩415-10-19
しあわせをつくろう- 朧月自由詩415-2-3
最初の景色- 朧月自由詩414-10-5

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