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通勤電車の厚い窓に
朝の光が 何層にも折りたたまれている
世界を遮断して
許されたものだけが 透過してくる
見渡す景色が 放射状の光の道たちに
遠く近く切り分けられて
本当の姿を ....
世界を締め出して
かすかに囁く予感に 集中する
繰り返し 自分の正気を痛めつけながら 時間を飛ぶ
自分だけが熱くこげる
それでも行き着くことができないゴール
ギャンブルの底の底で ....
鋼鉄の 咆哮が
また 赤い花を咲かせている
手の中に現れる 醜い神の力
確実に人々を滅ぼすために
恐怖から 己を救うために
自分しか見えない 悪と正義
自分だけの恐怖を 覆い隠 ....
いくつにも分かれた小さな窓から 朝の光が迷い込み
吹き抜けの天井に
響き合う
力の入らない魂が 誘いだされては
光の霧の中を 浮遊している
BGMのピアノの音が
まだ一つに ....
心の目が開くと
世界を流れる時間が 減速する
親しんでいた散歩道の背景から
隠れていたものたちが 押し寄せてくる
バス停を囲む 豊かな街路樹の葉たちが
輝く葉脈の意味を 語り始 ....
由木名緒美さんのいねむり猫さんおすすめリスト
(5)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
車窓
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いねむり ...
自由詩
3
16-1-30
俺のゴール
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いねむり ...
自由詩
3*
16-1-17
鋼鉄の神々
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いねむり ...
自由詩
3
16-1-9
朝の忘れ物
-
いねむり ...
自由詩
5*
16-1-3
心の目が開くと
-
いねむり ...
自由詩
4*
14-1-25
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