ある日 目を覚ますと 部屋がメロンパンで溢れ返っていた

「なんじゃこりゃー!メロンパンの逆襲も ついにここまできやがったか・・・」

部屋を見渡してみる

部屋いっぱいのメロンパン 
 ....
君と初めてあったのは幼稚園のときだった

ある日僕のうちにハムスターがやってきた
僕には君がとてもかっこよく見えて
君にロドリゲスという名前をつけた
ロドリゲス、僕と出会う前の君のことはしら ....
メロンパン!チョコチップメロンパン!メロン果汁入りメロンパン!メロンクリームメロンパン!カスタードクリームメロンパン!あん入りメロンパン!ジャム入りメロンパン!抹茶メロンパン!バナナメロンパン!巨峰果 .... モノを置かないでください
と張り紙のあるところに
モノを置いた

そんな些細なことがきっかけで
そんな些細なことの積み重ねだったのだろう

「いつもの」
そう修飾された朝は
あっ ....
あなたのいない       空       白       を、日々うめる努力をしています。
もう、慣れました。     空が      白く      雪で染まってから随分たったので。
昨日は眠 ....
ふと声をかけてみた
その外国人は
「ロマンスカー?」
と言って
少し笑った
新宿駅西口で

そうなんですよ日本には
ロマンスカーがあるんです
ロマンスカーはみんなを乗せて
ロマンス ....
夜が映画を観ながら泣いている
僕は声をかけようかどうか迷う
夜のことはよくわからない
「アポロ、死んじゃった」
としゃくりあげている

ロッキー4
かと思ったがプレデターだった

夜 ....
夜の漁から戻ってきたとき
さびれた銀のバケツの中に 一匹の{ルビ河豚=ふぐ}を入れました
おじいが売り物にならないと云ったから
じゃあ飼っても良いの と訊いて
まだ おじいの返事がないうちに
 ....
ポラロイドカメラで
港の夕焼けを閉じ込めた

一瞬の空を
たった1枚の写真に収めようなんて
我ながら
驕ってみたものだけれど
その1枚は確かに
僕の指先で

月にも負けず輝き続けて ....
サンディの煙草は誰にも止められない
と、誰もが思っていることを
サンディはなんとなく知っている
黒く長い髪
茶色のひとみ
その他の身体的特徴
にもかかわらず
サンディといえば
 ....
考えてみたら・・・オレオレ率と吟醸度は相反するものなのかもしれず、オレオレ率と吟醸度をともに低くするなんてすごく難しいんではないか。実作者はオレオレ率がひじょーに高くてもかまわないと思うし、逆に純読者 ....                    − 素子へ、特別版 −


子供の頃は戦後のモータリゼーションが
発展し始めた時期で
うちの車は初代パブリカのデラックス
その頃は車のグレードと言った ....
ミルクが欲しい1歳は
男が欲しい21歳に
あっけなく捨て去られる

新しいゲームソフトが欲しい12歳が
プラダが欲しい32歳の
財布から金を抜き取る

夢が欲しい33歳は
安定が欲し ....
薄くなってきたと言われないよう葉っぱを増やす

本気で光合成にチャレンジする

見つめられても赤くならない

暖かくなるまで耐える

3センチくらい伸びる

病気を治す

仲間 ....
雨が嫌いだ

校門でしか会えない

君の顔

今日は

半分だけ
くちぶえがきこえた

まだうまくはしれない
こいぬのよこで


のんびりはしれ
ってうたってた



くちぶえがきこえた

やくそくをわすれた
おもいでのかいだんで ....
あの人は頭にツノがありました
ある日
頭にツノがあって大変ですね
と言うと
あなたはツノがなくて大変ですね
そう答えました
あれを初恋と呼んでいいものか
今でも戸惑います
ただ、あ ....
僕の部屋にある
君の洗濯物を見る

「付き合ってるんだな」と実感

Tシャツや下着を見て
ちょっと微笑む僕は
傍から見たら
ただの変な人かもしれない
でも
とても幸せな人であること ....
*
目覚めると音のない世界
カーテンの隙間から灰色の光が射している
明けていくカーテン越しの光のなかで
青磁の肌が鈍く輝く

この部屋はこんなふうに朝を迎えるんだね。
僕は君を置き去りに ....
生るな桃の実よ、{ルビ水面=みのも}も鳴るな

砂は口説く、人間に功徳話す

たぶん、豚
ほうっておかれて、いいのだ。
忘れていてくれたほうが
ほっとするのだ。
猫じゃらしなんかを
そよがせて
雲の影を
ひたいに映して
空想していたいのだ。
スチュワーデスさん、とスチュワーデスに声をかけると
私にはケイコという名前があるんです、とそっぽを向かれる
今度こそ間違いの無いように、ケイコさん、と呼ぶのだが
ケイコは押し黙ってしまう ....
結婚したてのころ
奥さんがバスンバスン布団を叩く音を聞いて
親のかたきじゃないんだから何もそんなにまで
なんて思ったけど
十年目に
「布団は親のかたきなの」
衝撃の告白
親のかたきに ....
残業もそこそこに
今夜もいそいそと帰ってきた
玄関のすぐ脇の部屋で
かつて母だった生き物が
また呻いている


父の三回忌を済ませた頃から
母は溶け始めた
ビデオテープのように過去を ....
緑の海がたなびいて
少しのカーブで横切るレールを
3両編成の電車がすり抜けていく
乗り合わせた肩は語らないまま
ひとつひとつ 暮れていく

天気予報は雨
降水確率は不明
飾らない傘の行 ....
女の残り香が飽和した部屋の片隅のベットを
夏が来る前にシングルにしよう
と決めてから

もう何度も朝日を浴びて
僕が寝返りを打つたびに
ぐっと沈み込みながら
男臭いにおいを嗅ぎ続けてくれ ....
正常 騎乗 座位 側位 半回転して ハイ背面!
正常 騎乗 座位 側位 半回転して Hai Hai MEN!!
平常思考は 性的趣向
煩悩108 全てエロ 頭ん中は 全てエロ

 道行く彼氏 ....
F (from send-ence)さんのおすすめリスト(27)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
メロンパンの侵略- ホソミシ ...自由詩2*05-9-22
ロドリゲス- ホソミシ ...自由詩6*05-9-19
メロンパンの逆襲- ホソミシ ...自由詩8*05-9-19
修飾されない朝- たもつ自由詩4105-9-15
空白- ふるる自由詩23*05-8-25
ロマンスカーの幽霊- チアーヌ自由詩25*05-8-22
アポロ- 投稿者自由詩4*05-8-21
河豚(ふぐ)は飛ぶ- 日和自由詩14+*05-8-20
ポラロイドカメラ- 士狼(銀)自由詩10*05-8-15
サンディのこと- たもつ自由詩43*05-8-14
オレオレ率と吟醸度- 佐々宝砂散文(批評 ...20*05-7-28
スタンダード- 大村 浩 ...自由詩55*05-5-4
滑らかに廻り続ける欲望の輪- 大覚アキ ...自由詩126*05-2-27
ベンジャミンの今年の目標- ベンジャ ...自由詩12*05-1-1
雨が嫌いだ- 月山一天自由詩11*04-12-10
くちぶえ- 松本 涼自由詩14*04-11-25
童話(初恋)- たもつ自由詩42*04-11-17
ふと、思う- ヤマト自由詩504-11-15
ANOTHER_GREEN_WORLD- カワグチ ...自由詩51*04-10-1
一行ずつ回文- エズミ未詩・独白3*04-9-21
空地- エズミ自由詩8*04-9-11
スチュワーデス・ケイコ- たもつ自由詩5104-8-25
スイッチ- たもつ自由詩6004-8-17
肉じゃが- 窪ワタル自由詩60*04-7-31
包む雨と暮れる人と- 霜天自由詩704-7-23
さよなら- 窪ワタル自由詩32*04-7-11
保健体育(rap_ver.)- 末吉剛士 ...自由詩7*04-6-18

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