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そのて そのほほ そのめ
おっているものを わたしは ながめていた
そのどこからも よみとれる やさしさを ながめていた
わたしの かんかくだけは いつだって ぼんやりして
じ ....
君を裏切るのは
とても簡単
ハロー
そういって
右手を上げて
その手は
ゆうべ
誰かの内部や
その内部に近い小さな花を
ハロー
小さく震えて
開く扉は
ハロ ....
君は何を見ているの?
君は何を考えているの?
僕はいつもそんなことを考えている
近くにいるのに何も出来ない
話もかけられない
なんかもどかしい
君をいつも眺めている ....
この広い世界で
たったひとりのひとと出会う
なんて不思議なこと
約束したわけでもなく
だれかに教えられたわけでもない
ある日あるときある場所で
....
あるいは
全て間違ったのかもしれない
我ながら異様な
しかめっつらで
何も出来ないのに
あふれ出す感覚
いくどもそこにかえる
ものおもい
やっと 「私 ....
あの人の横顔は切なそうに映る
私は少し目を細めて見ている
つらいことなんて何もない
ただ空しいだけなんだ
遠くに飛んで行ってしまいたくなる
風に吹かれて行き着いた先に何があったとして ....
こころのなか ゆるやかにおきて じわんとこぼれた
こんなにも あふれて こぼれてゆくのに
わたしのなかから なくならない かなしみは
よっぽど そこなしなのか、と
ようきなかお した ....
何度も
何度も
死のうとした
何度も
何度も
自分を傷つけた
心も
体も
ズタズタになった
だけど
俺は死なない
俺は死ねない
まだ
この世に
未練が
あ ....
さようならはいつも自分に向けて言っている
別れてもしばらくその人は私の心の中に住む
最初はどーんと真ん中にコタツでみかんを食べながら
サーフィンの雑誌なんか見てたりする
みかんの汁が目に入 ....
おじいちゃんの葬式の日は
雨の降らないカミナリの日でした
おじいちゃんは畑仕事の帰りに
自転車と一緒に倒れていました
おじいちゃんの畑には
夏は西瓜がなりました
おじいちゃんの西瓜 ....
禁煙席も喫煙席もごちゃ混ぜで
店は煙でもうもうと
あたしはビールを一気飲み
送風しかない空調のせいで
みんな汗だく
涼しい顔であたしを手招き兄さんの
指には彼女と揃いの髑髏のリ ....
歩いて
歩いて
歩き疲れて
休むのももどかしく
また歩いている
俯いたり
見上げたり
黒だったり
白だったり
訳も分からずこぼしながら
ただ黙々と歩いている
....
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