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{ルビ迸=ほとばし}るような闇を消す
{ルビ脆弱=ぜいじゃく}な朝の光が 嫌い

せっかく隠すことのできた
僕の醜く{ルビ霞=かす}んだ心を
いとも残酷に {ルビ曝=さら}け出す


 ....
{ルビ顎=あご}を上げれば ほら
水面が見える所まで
来てる

蒼い天辺で {ルビ揺蕩=たゆた}う
陽光の揺らぎが
手を犯してゆく 日を夢見て

砂を{ルビ踵=かかと}で慣らしながら
 ....
灰色の道を 千切れた
白い線が 刹那に通り過ぎ

目で追っては 疲れた瞼を
こすりもせずに 遥か地上の
景色を見下げる

椅子に座った身体は
いよいよ速度を 上げていき
目まぐるしく ....
鵜飼千代子さんの薬堂氷太さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
苛立ち- 薬堂氷太自由詩110-7-23
水面下の塵- 薬堂氷太自由詩210-7-21
瞬き- 薬堂氷太自由詩210-7-21

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