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晴れわたっていなさいね
かなうのならば、
かなう限りは
おまえの空を
喜びなさいね
馳せてゆきなさいね
どこまでも
どこまでも
たやすく
他人を切り捨てぬ ....
明日の色は
だれにも見えない
必ず見えない
もしかしたら、とか
うまくいけば、とか
思いを
重ねれば重ねるほど
夜は深く染まって
真っ暗だ
....
手のひらを
つかのまだけ
離れてみせる、と
誇らしそうに安らいで
黒髪すやすや
あなたの隣
小鳥の言葉は
拾ってきます
かけらに
なり果てる手前の
懐か ....
のぞまれない悲しみは
きっとある
のぞまれない優しさも
きっとある
ひとつ残らず
のぞまれなくても
わたしはここに
立っている
言えず終いの
いたわりがあ ....
だれに
味方をするでもなく
秋はしずかに燃えている
わたしが
ひとを敵視するのは
燃えようとする
哀しい加速
はなはだ容易い
弱さの
露呈
いっそ
水にな ....
その夕刻は
果てなく寂しい金色でした
誰か、
いや、何かに
からめとられたような拙さが
その時ばかりは輝いて
どんなに小さな約束ごとでも
あなたにやさしい髪飾りとなって
わたしは長 ....
カラスアゲハの
遠慮がちな青みかたが
なんともいえず爽快だったから
ぼくは急いで
シャツを脱ぎ捨てた
もしかしたら肩甲骨あたりに
あるんじゃないかと思って
見落としてきた空への切 ....
若葉はしらない
なんにも、しらない
ともすれば己が生きていることも
すっかり忘れて揺れている
瞳のあかるいひとや
髪の毛のうつくしいひとや
ことばに潤いの満ちるひとたちの
名 ....
{引用=
一、花占い
仕方がないので
この
頼りない
ゆびさきに
精いっぱいの呪文を
語るしかなくて
それでいて
そんな瞬間が
いとおしく思えて
ならなくて
....
空をあつめて
泣いてみたいとおもいます
たったひとりで
その
重みに
耐えかねて
幸と不幸の中間あたりを
泣いてみたいと
おもいます
海は
寡黙です
わた ....
春、のような水脈を
五線譜に記したく
て
少年は
夜を鏡でうめ尽くす
そして、
怯え
る
柔らかな
こころに角が
生えるとしたら、
それは
芽吹いたばか ....
指のさき
雪がひとひら、消えました
わたしの熱を、あら熱を
かくまうように
消えました
うなずくべきことなど
何もないけれど、
わたしは確かに
うなずきました
す ....
鵜飼千代子さんの千波 一也さんおすすめリスト
(42)
タイトル
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カテゴリ
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日付
継ぎうた
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千波 一 ...
自由詩
9*
12-12-10
明日の色
-
千波 一 ...
自由詩
8*
12-12-2
淡雪
-
千波 一 ...
自由詩
8*
12-11-26
夢なかば
-
千波 一 ...
自由詩
18*
12-11-26
秋・絢爛
-
千波 一 ...
自由詩
10*
12-11-21
獅子座ものがたり
-
千波 一 ...
自由詩
6*
10-8-22
スカイ・フィッシュ
-
千波 一 ...
自由詩
10*
10-8-11
若葉はしらない
-
千波 一 ...
自由詩
2*
10-5-23
小詩集【寄る辺なき歌】
-
千波 一 ...
自由詩
3+*
10-5-10
空をあつめて
-
千波 一 ...
自由詩
11*
10-2-25
星祭り
-
千波 一 ...
自由詩
4+*
10-2-1
ロスト
-
千波 一 ...
自由詩
21*
10-1-6
1
2
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