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印象が色彩に溺死していた 絶え間なく腐乱する光の ── 氾濫 、或いは復活の反復に
ぼくを見捨てたもののためにぼくは死ねるだろうか
晴れた日の正午に
だれの記憶にも残らないやり口で
光のなかで明かりを消すように
永遠より午後の芝居を好むように夜は長 ....
そこにあったことなどないことを忘れそうに満ちる野花
水底にねをはる陽の匂いをそこねることなく永遠の死を生き続ける置物に
なによりもそこに似合う置き場のない静けさとして
....
生まれつき
泥じゃなく砂をかためたふたりのからだは穏やかな波にさらわれ
いつしか跡形もなく
消えて
しまって
から
さらさらふたりきりで 小さな
肌のかけら
となり
青い ....
手にしたとたん重くなるスノウグローブを覚えていて
なにかを覚えていることを思いださせてくれる風景にわたしがよみがえる
木製の土台に細工されたオルゴールは壊れていて 少しの揺れでま ....
観葉植物を真似るクリームソーダが
夕焼けに溶けていく
散々
カフェインに浸れた
町角で
段々
赤い花を咲かせた
砂漠の
あるいは密林の植物がひけらかす
肉厚な葉のように
ク ....
赤ちゃんを引っ張りだすように大根を抜いていくかあちゃん
タオルを風に飛ばされても大根の泥をはらいしなやかに太陽にかざすかあちゃん
袋売りの切り干し大根にしか興味のないあたしは中立を気取る麦 ....
自分のことしか話せないなら死ねばいいと思うとき
世界はわたしと脱衣所だけになる
消せない電気と割れた洗面器
コーラ色した夜のコーラは夜より暗い
友達1000人できたらウザかった
みんなきっ ....
スツールに置いたスタンドライトの明かりが
薄い紙を透かして
褪せた文字を
一ページさきに触れた指の影に落とす
あてどもなくゆれ 、よぎる
ライオンの夢
ー
眠りが獲物と結 ....
結局思考してんのは脳味噌でさ、シナプスだかなんだかの伝達で立ちあがる出来事だけがリアルだろ__
でもお前、シナプスが喋る、シナプスがうんこするとか言わねーじゃん。せめて俺の脳味噌がうんこする ....
鵜飼千代子さんの末下りょうさんおすすめリスト
(10)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
印象派展
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末下りょ ...
自由詩
3*
21-3-25
観光バス
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末下りょ ...
自由詩
5*
21-3-18
置き場のない置物
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末下りょ ...
自由詩
6*
21-3-10
ロングバケーション
-
末下りょ ...
自由詩
4*
21-3-6
スノウグローブ
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末下りょ ...
自由詩
5*
21-2-18
コーラのちコーヒー、所によりクリームソーダ
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末下りょ ...
自由詩
5*
21-2-14
大根狩り
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末下りょ ...
自由詩
3*
21-2-12
懐かしくない_/_ある女の子篇
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末下りょ ...
自由詩
1*
17-1-20
よぎる
-
末下りょ ...
自由詩
8*
17-1-16
対話
-
末下りょ ...
自由詩
3
14-1-9
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