とっぷりと暮れてゆくかな正月は 秋の夕空は切ないね
全てを真っ赤に染めて
あんなに五月蝿かった喧騒も
やがて静かになり
完全な静寂がやってくる

私の人生の最期も
このようでありたいと思う
荘厳な夕日は
明日の夜明 ....
自分の命は誰のものだろう
生きている意味はあるんだろうか
だらだらと下る坂の途中で考えた
ゆっくりと
息を整えて
下る
自分の命は自分のもの
人間は自分の命が一番大事だ
だから他人の命 ....
そうやって忘れてしまうがいいさ
生きていて恥ずかしかったことなど
そうやって忘れてしまうがいいさ
生きていて辛かったことなど
そうやって忘れてしまうがいいさ
生きていて苦しかったことなど
 ....
はばたく翼
ああ、私は表現する術を喪った
ああ、うめくばかりの私のくちびる
ああ、絶句したばかりの
私のくちびる
雨上がりの夕焼けはせつないね
全てがオレンジ色に染まって
ただ輝いている

ーでも
明日はきっと晴れる
そのことを信じて
私は家路につく
明日もみんなの笑顔が見られるようにと
祈りな ....
君は一気に青春を駆け抜けた
四月の朝のことだった
誰も止めることなど出来なかった
君は光り
青春という言葉も輝いた
そして君は安らかに逝ったね
誰も君のことを忘れられない
葉桜の下に君の ....
自分でもよくわからないけど
確かに今
つながった

強さと優しさが
賢さと素直さが
力と繊細さが


つながった
きっと君は
まわりのいのちと深く関わり過ぎてしまうんだね
それはどうしようもない
どうしようもないことだけど

空に小鳥がさえずり
天は飽くまでも高く
雲は雄大にたなびく
大地は鬱蒼と ....
何万回の
昼夜を重ねても
癒せない
癒せない傷
僕はまるで
思い出に縛られた
牢人みたいだ

あの思い出
あの思い出
あの思い出
傷は深く
痛みは激しい
僕は思い出の迷宮に
 ....
僕には飛ぶことが必要だ
足枷を断ち切って
翼を大きく広げて

僕には飛ぶことが幸せだ
大地を蹴って
強く高くまっすぐに飛ぶ

僕には飛ぶことが
飛ぶことが
必要なんだ
僕には翼が ....
ここは最果ての地
なぜ僕らは
笑える程
傷つけあわなくてはいけないのか

ポスト・ポストモダンの夕暮れに
冷たい雨の濡れそぼる
光も影もない虚無に
まぼろしだけが透けて見える
その時君は
眼をいからせて哭いたね
いいんだよ
それで

大きく広がる青空の下
大きく広がる枝の下
僕は君をなぐさめる
もっと哭いて
もっと哭いて
いいんだよ
それで
僕は知り得ない
しかしそのことが
僕を不自由にしない

僕は何者かになれる
それは対話に拠って
気付かれる
結びつきは
希跡
全てが終わった後の静けさって
どんなんだろう
予測はできるけど
こんなもんじゃないかもしれない

絶句して
唖然として
安らかで
僕は立ち尽くす
立ち尽くすことによって
深淵を垣間見る
深淵を垣間見ることによって
僕は立ち尽くす
この無限の連鎖を
どう断ち切ろう
いや断ち切らなくていいのか
苦しみは苦しみのままで ....
世界がこんなに静かだったとは
浅い眠りの後の
土曜日の朝
君に出会えて
本当に

良かった
さようなら
さようなら
みんな簡単に手をふるけど
この夏は
一度きりの夏

君も
甘夏色の帽子をふって
家路につくんだね
どこまでも人間
あくまでも人間
そのままの人間
人間ー
この白金の実像
私がうたうまでもない
光彩に満ちた尊厳
たましいのひかり
人間
この尊極なる実像
私は事実に戦く
あふれでる悪霊に
どんな名前をつければいい
晩夏の夕日の中に見たあれは
途方もなく優れていた
混ざり合い せめぎ合い
光を放ち そのくせ暗黒で
愛でもない 憎悪でも ....
日曜の夜は
特につらいです
明日から仕事だと思うと
胸が痛くなります
しかし明日も
私は戦わなければいけません
夜をこえて 夜をこえて
明け方まで戦う勇気を
私に下さい
きっと明日 ....
たぶん何もないだろう
何もない所から宇宙は生まれた
宇宙が生まれた奇跡を知れば
人が生まれる不思議もわかるだろう
そんなことを病床から
発信しようとしています
これはつぶやき
それ以上で ....
それは一瞬にして凝固した
過去の思い出と同じように
僕は何を待っているのだろう
何を期待しているのだろう
信じられないくらい透明な希望は
信じられないくらい青い空へと舞い上がる

きっと ....
忘れるな
私が闇を見つめている時
闇も私を見つめている

どうせなら
光をいっぱいに浴びて生きていきたい
ひまわりのように
太陽を見つめて
これが私の人生だったと
誇らかに叫んで
 ....
一匹の餓狼になりたき心あり烈日の日に影一人往く あの時
何もかも終わっていた
終わっていなかったのは
心臓が動いていることだけだった

ゴールはもっと先にあると信じて
走り続けた
体力はありあまっていると信じていたが
実際は何も残っ ....
GW嫁さん東京おれ留守番

新芽時病は篤く布団虫

葉桜に隠れて遠し友の顔

心には新芽萌えたり火を抱いて臥す

この春も病の治癒を希望する

俺だってどっか行きたいおらが春
春の宵紫煙くゆらせ月見酒 みんなあいつの事笑ってるけど
テレビの向こう側の事だから
笑ってられるんだぜ

こんな詩書くつもりじゃなかったけど
書かずにいられなかったんだ
風呂に入り
全身泡だらけになりながら考えた ....
朝十時二十五分の職場にて憂鬱な春なに想う春

哀しみはもう青空に投げ棄てたなんにも知らない顔して快晴
渡辺亘(560)
タイトル カテゴリ Point 日付
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秋色自由詩110/10/22 16:46
自由自由詩210/10/2 19:41
忘却自由詩210/9/27 22:53
ロマンス自由詩1+10/9/7 13:48
散歩自由詩210/5/24 21:08
自由詩110/4/17 11:19
無題自由詩310/3/12 12:35
巫女自由詩110/3/2 19:12
思い出迷子自由詩110/2/18 16:50
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無題自由詩009/9/22 12:37
静香自由詩009/9/15 12:11
無題自由詩009/9/12 9:39
断片自由詩209/9/5 8:17
甘夏自由詩009/8/27 15:54
人間自由詩009/8/26 19:46
ある晩夏自由詩009/8/11 19:18
明け方まで自由詩009/8/2 20:51
つぶやき自由詩009/8/2 20:42
_自由詩109/7/27 18:26
自由詩109/7/23 11:02
短歌009/7/21 14:47
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憂鬱な春短歌109/3/12 10:33

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