それはすてきな
なつのそらを
かついでかえったのに
いない

なつくさのみどり
たっぷりと
しみこませたのに
いない

さっきとったトマト
しおかけて
きゅーっとうまいのに
 ....
本を開いて 通り抜ける言葉 眺めている


あんまり白い雲だから さみしい


水捨てて 私のようだと コップ見ている


ここには無いことだけが わかる日だ


もういらない ....
しずんでしまった

ふねのこども

うみはあおくて

そらもあおくて

とてもきれいなひかりに

あこがれながら

しずんでしまった

ふねのこども
言葉にはならない

身体の哀しみ

というものも あるらしい

いくら考えても

言説は ただ

シンボルなだけで

シンボルには

実体なんか無い

わたしが

 ....
たたきつぶせなかった
蚊の音だけしている

布団の上で蚊を叩く
にじんだ私の血

顔をしかめつつ
これもひとつのうた

もう 考え尽くした 2年

始まらない 夏が始まって
眠 ....
すくったり

すくわれたりしたいので

あーめん

あちらにいったり

こちらにもどったり

したいので

なむあみだ

かなり のぞみうすなので

やけざけ
水晶の柱の中には

音のない夢や幻想が

どこからか 詰め込まれていて

あちこちの角度から

じっと のぞきこむと

時々忘れなくてはいけない 何かを

少しの間 忘れていら ....
いつも

大きなはさみが

ぶらさがっていて

ちょきんと切ると

世界は まっぷたつ

燃えて落ちる空

明日も また

ちょきんと まっぷたつ
なにもない

のーあいなーだ

ぜありずなっしんぐ

ほんとになにもない

のーあいなーだ なーだ

りありい?
かなしみが

すこしずつ こりかたまって

そうやって できた石は

どんな色してるでしょうか

にごった 灰色だったりすると

いやだな

すきとおった 青い色なら

い ....
うしろのしょうめん だあれ?

そこにいるのは だあれ?

ちいさなこえで わらべうた

てんまりつくては いつそれる?

おにさんこちら おにさんどちら?

いついつはいった か ....
かぞえうた
かけなくて
ひとつだけ
かぞえたら
それっきり
さけのんで
ねてしまう
よるのこえ
うるさくて
みみにつく
めをつむり
みみすませ
ちがうこえ
ききたくて
よる ....
なくしたものも 
てにいれたものも
もうかぞえないで

へたくそでも
うたうたいながら

きれいなもの
きょろきょろさがしながら

ほしのそら ひろがる
ふなつきばまで
ゆっく ....
巻き貝がひとつ

ポケットに
巻き貝がひとつ

貝殻は
ただ 黙り込んで
ポケットの中

あの時の海も
その時の海も
もう 何も語らず

ただ 黙り込んで
ポケットから 取 ....
ときはなして
はしってゆく そら

うでをおおきくひろげて
とけこんでゆく
ほしぼしの そら

もう なにもいらない
すべてのかなたに

ひとつだけ
やさしいやくそくを
く ....
使用法
1.側頭部の耳部の穴に金具をはめこんで
 ぜんまいをいっぱいまで巻きます。

2.胸部の扉を開けて、歯車に油をさします。
※足りないと錆びますので、少し多めにさしてください。

 ....
すきまぬって
おまつりだ

すきまぬって
たいこたたこう
おまつりだ

ふえもふこう
さけものもう

すきまぬって
わらおう

おまつりだ
おまつりだ

すきまぬって
 ....
あすとらっど じるべると

あなたを あいしています と

うたっている

わたしの こらそん と

うたっている

たんなる ひとりの

あすとらっど じるべると が

 ....
ゆきどまりのない
なっとくのいかないせかいで
しずかに たちどまる

はなかざり かざってみたり
へたなうた うたってみたりしても
つづいてゆく ふじょうりを
ごまかしきれなくて

 ....
よるのうた うたうのは

だれですか

よるのうた うたうのは

やねのうえ

よるのうた うたうのは

ちいさなこえ

よるのうた うたうのは

あおい まよなか

 ....
顔見知りの小さな川に
小さな女の子の幻影が
駆け抜けて 消えて行く

風も
駆け抜けて 消えて行く

結ぶ糸の切れた光が
ふりそそいで

確かなところを
踏みしめることの
でき ....
私が見た程には
写っていなかった写真を
やっぱり写っていない と
ため息つきながら
見ている

風も光も
写っていないので
もういちど
写しに行きたいけれど

あの風と光は
 ....
風景と向かい合って
何か頼りになりそうな
感情をさがします

昔から とびきり素敵と
言えるような風景では
ありませんでしたが
そこの道をたどってゆけば
何か少しは
納得のいくものが ....
いつもの真夜中 私の部屋に
忘れられた水たまりのような時間
目を閉じて 耳を澄ませて

体の中から
底の方から

小さく 小さく 始まる音楽
そっと弾かれる弦
ため息のように鳴り始め ....
桜の花が それは青い空に映えて
とてもとても明るく
楽園の入り口に立てかけられた看板のようだ

私は 生きている
ここでしかない ここ
村に春が来て 菜の花も咲いている
何も言わなくてい ....
かぼちゃ かぼちゃ

かぼちゃになりましたよ

くちびるに

ひとさしゆび あてて

しーっ

すこしのあいだ しずかに

かぼちゃ かぼちゃ

かぼちゃになりましたよ
触れた手が
何かの記憶語っていて
手をじっと見るのが
しんどかったり

かかとがひびわれて
痛くて 痛くて
ひょこひょこと
歩いていたり

きのう酒飲んだ胃袋が
しくしくと痛くて ....
ふみつけると つぶれるように
なげつけると こわれるように

ことばにしてしまうと
こわれてしまうものが ある

たくさんのことばつかったので
おびただしく こわれたものたち

たい ....
ざぶざぶと 洗われる時が
きっと来る

大好きなので
あちこち塗りたくった
青い色

とても大切な闇が
勝手に塗りつぶした
真っ黒

どうしても欲しい光が
少しだけ塗ってくれた ....
ゆっくりと ためいき
ジェムストーンのひとりごとに

生きているものなら 好きでした
手あたりしだいにつかまえていたトンボ

実は お酒も飲みました
煙草はやめました

鉱石ならブル ....
こむ(384)
タイトル カテゴリ Point 日付
いない自由詩11*05/7/27 1:50
俳句かな?俳句4*05/7/27 1:42
こども自由詩7*05/7/24 23:48
かなしみ未詩・独白1*05/7/22 23:29
俳句0*05/7/22 23:25
ここで未詩・独白105/7/22 23:19
水晶自由詩2*05/7/22 23:03
はさみ自由詩4*05/7/22 22:59
ない自由詩105/7/22 22:56
どんな いろ自由詩8*05/7/17 0:05
だあれ?自由詩005/6/22 1:46
よる自由詩005/6/22 1:41
行く時は自由詩005/6/22 1:37
ポケットに自由詩105/6/13 22:29
できることなら自由詩1*05/6/13 22:24
未詩・独白2*05/6/5 22:08
おまつり自由詩5*05/6/4 1:25
ボサノバ自由詩405/6/4 1:21
ここで自由詩1*05/6/2 1:41
よるのうた自由詩2*05/6/2 1:29
幻影自由詩2*05/5/6 22:33
写真自由詩2*05/5/6 22:27
風景自由詩1*05/5/6 22:22
真夜中自由詩105/4/18 3:24
楽園へ自由詩005/4/18 3:10
かぼちゃ自由詩2*05/4/11 1:45
たとえば自由詩105/3/29 20:40
ことば自由詩305/3/29 20:39
どこかで自由詩1*05/3/29 20:37
ひとりへ自由詩305/3/5 23:31

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