シャットアウト そのすべて
そんなではじまる その詩には
あたしの全てが詰まってた

お砂糖みたいに 甘いのや
ビールみたいに 苦いもの

シャットアウト そのすべて
してしまいた ....
寂寥の砂漠に
咲く薔薇のように
あたしもあんな風に成れるだろうか

あの薔薇は
ロンリーだろうか
ソロだろうか

あたしはソロで在りたい
けど結局はロンリー

冬のベッドは寒 ....
雨が降っていた。
秋晴れがさんざ続いたのをかき消すかのような、どしゃぶりだった。

わたしの住む地区には、いわゆる障がい者の人たちが通う学校が沢山ある。
聾学校・盲学校・養護学校…最近では、盲 ....
誰が知っただろう

わたしがあの日 おふろ場で

声をころして 泣いたこと


誰が知っただろう

わたしがあの日 公園で

宙ぶらりんに なったこと


誰が知っただ ....
{注ヒッポ=カバ} ヒッポ ヒッポ

ヒッポのしっぽ つかまえて

重力に逆らって ぐるぐる回されたい


ヒッポ ヒッポ ヒッポ

ヒッポの おっきな口に りんご一切れ

焦る ....
嘘ついた

まったくどうでもいい嘘ついた


どってことない嘘なのに

君はなぜだか傷ついた


鉄骨の隣に愛

裏っ返しのフードに夢


嘘ついた

あたしなら 泣 ....
学校指定のカバンとエナメルを横に置くと、どうしてもふたり分の座席を占領してしまう。日が落ちきって、人も疎らなバスの車内がありがたい。いくら荷物が多いと言えど、ふたり分を占領することはなかなか勇気がいる .... お酒でものんで 忘れちゃえばいいのよ

泣き上戸だって笑われてもいいのよ

誰かさんのためじゃなくって

あなたのためでいいのよ


なかなかうまくゆかないけど

わたしにと ....
かさかさの唇

リップを塗りなさいと母に言われた

冬になるとどうしても割れるから

めんどくさくって塗らなくなった


君の髪はぐるぐる

ごつい リファンレスヘッドフォンと
 ....
白い沙漠にころがる 8つのパーツをみたとき

なかなかいい出来だ、と思った


罪悪感に駆られて食べた中指が

胃の中でじんわり溶ける


よく考えれば

一昨日のきつねう ....
年頃だから

家族共用のコップがいやで

表面張力の水で くちをゆすぐ

吐き出した 唾液まじりの泡々は

キシリトールが効いていて


小4のくせして

甘ったるいイチゴ ....
こびりついて
離れなくなって

コールタール

異臭を放ちながら
周りに避けられながら

コールタール

誰か助けておくれ
叫びながら

コールタール

 ....
いぼがえるの背中のいぼいぼ
全部あかで塗ってドットにしたい
ロンリィ ロンリィ

あたしは ロンリー


好んで一人でいるわけじゃなくってよ

ほんとはあなたの胸で泣いて

ちいさな家でかまわないから

ボーダーコリーと猫と暮らしたい
 ....
リモコンをとられた姉のひとりごと

「もうこの世は暗闇だ」
世界が終わるその日には

いつもどおりの朝が来た


世界が終わるその日には

ありきたりな言葉だけど さよなら としたためた


世界が終わるその日には

ニュースだって ....
泣き虫はきらい、っていったのは君

おしゃべりなのはきらい、っていったのも君


それじゃまるであたしが

泣き虫とおしゃべりだけでデキテル、

みたいな言いぐさね


でもあ ....
川上凌(47)
タイトル カテゴリ Point 日付
シャットアウト自由詩2*12/12/2 19:14
砂漠自由詩2*12/11/11 18:44
散文(批評 ...3*12/11/2 17:44
誰が知っただろう自由詩6*12/11/1 23:26
ヒッポの夢自由詩0*12/10/31 21:46
自由詩2*12/10/30 22:16
うしろのおっさん散文(批評 ...2*12/10/30 21:53
どうだっていいのよ自由詩4*12/10/29 18:04
くちびる自由詩1*12/10/28 23:28
ぼくが彼女をころした日自由詩3*12/10/28 23:06
ながい夜自由詩2*12/10/28 1:11
化学物質自由詩1*12/10/27 22:31
いぼいぼ短歌2*12/10/27 22:29
ロンリィ自由詩1+*12/10/27 0:15
それくらいで短歌0*12/10/26 21:43
さよならの世界自由詩2*12/10/26 21:22
なきむし自由詩3*12/10/26 19:06

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