携帯とたくさんのストラップ。
どっちが主役なんだ。
携帯とたくさんのストラップ。
まるであなたと私みたいだ。
どっちがどっちなんだ。
本当 ....
それでも夢は叶うと言い切れますか?
夏の暑さは嫌いだ。
ジリジリと肌を焼く。
けれど冬の寒さはもっと嫌いだ。
ジンジンと肌を刺す。
あの人は夏の暑さのように
冬 ....
空の高さのように
決して手の届かない人です。
空の青さのように
決して揺るがない人です。
空の模様のように
決して留まらない人です。
大 ....
永遠の少女になるため三つ編みをきつく結んで貞操とする
今日君にあげた愛など明日には棄ててくれてもいいと思った
ライオンがアンドロイドに恋をして心臓抉って食べさせたっ ....
諦めなければ叶うなどと言う
夢物語は成功者だけのお話で
大半の事柄が叶わない現実は
それでも私の足首を掴んでて
一瞬の気の迷いのように夢を
今日も見せよう ....
くまのぬいぐるみのなまえはわすれてしまった。
いたみよりしーつのしみがきになった。
へやばんごうはしゅっせきばんごうだった。
いきづかいだけがいつまでもか ....
煙草の煙は揺れて登る。
あなたの無言の言葉に変わって消える。
灰皿と吸殻と
濁った空気だけを残して。
運命は手のひらに
降り積もる間もなく消えてゆく
熱に蒸発し続ける
白く冷たい雪のよう。
耳たぶを赤くして
出会った夜から。
霜柱が降りる朝に
日向を選んで歩いた頃に
私は確かに
恋をしていた。
雪解けは早く
花色の風は強く
私は確かに
恋を失った。
そうし ....
昨日一晩、あなたを思って泣きました。
到底手の届かないあなたをです。
願っていれば叶うなんて
嘘でしかない現実の中で
あなたを思って泣きました。
たくさん涙を拭ったので
今朝は ....
マニキュアを塗って
少し特別な気になっていた
真っ赤なマニキュア
小指だけは黒
趣味が悪いと笑われた
それでも
特別な気になっていた
あなたの ....
心から心から心から
だから何も要らない
見送った背中を思い出しながら食べたケーキはしょっぱかったの
謝らない代わりにケーキを買ってくる君をやっぱり許してしまう
大きめのプリンをふたりで分け合った夜は月さえ ....
私は父親の顔を知らない。
けれど私の顔は、父親にそっくりだと
ある日酷く私を殴った後、母が吐き捨てるように言った。
腫れて赤くなった頬を氷で冷やしながら
私は鏡を覗いていた ....
優しさだけで、生きていけると思ってた頃。
どうしようもなく、若かった頃。
けれど限りなく、輝いてた頃。
きれいに見えるのに
ホンマは汚い雨粒。
繋がりそうで
繋がらん雨粒。
優しそうで
冷たい雨粒。
人間と
同じじゃねぇか。
あんたの目には
どう映る?
やけに肩身の狭い雨粒。
やけ ....
影法師影法師
あの人を返して
朝焼け宵闇夕間暮れ
あの人を連れて来て
雨星月風
あの人に伝えて
わたし待ってる
わたし待ってる
....
優しい人達の笑い声を消したい
近付いて来る足音から逃げたい
差し出された手を払い除けたい
独り善がりな不幸を味方につけ
勘違いな孤独に酔いしれてた頃
僕は本当は幸せだった ....
虫食い算のように所々破けた穴に
正解を埋めていく作業は
途方もなくわたしを混乱させるのです
何を埋めても
どこを埋めても
間違いのような気がするのです
....
嘘が許せないなら
現実を受け入れる強さを
持たなくてはならない
嘘を憎むのなら
誰かを傷付ける罪を
覚悟しなければならない
完璧なんてどこにもない
....
涙がひとしずく流れたら
それが合図だ
明日を輝かせる
合図だ
泣かずして強くはなれないから
泣かずして優しくはなれないから
明日の輝きは
....
あなたの選んだ道に頷けなかった私がいる。
もしここであなたが車に轢かれそうになったら
私はためらわず飛び出すでしょう。
けれど。
毎日の中で私を殺しては生きてゆけな ....
愛が欲しかったわけじゃない
拠り所が欲しかっただけ
優しくしたのは優しくされたかったから
愛を情熱に換算できるとして
私にはその余力さえも残っていなかった
....
私の人生を一冊のノートに綴れば
なんて薄っぺらいものになるだろう。
あなたと出会った事も
時折情熱を感じただけと言ってしまえば
それで事足りる。
泣いた事も笑った事も ....
嘘を憎むのなら
誰かを傷つける罪を覚悟しなければいけない。
嘘を否定するのなら
真実を受け入れる強さを持たなくてはいけない。
あの晩彼女をありきたりな理由で傷付 ....
あの日あなたが何気なく
捨てた言葉を後ろから
こっそり拾って生きてます。
あの日あなたとすれ違った
独りよがりな愛してるを
こっそり胸に抱いたまま眠ります。
あ ....
置いてけぼりシンデレラ
ボロボロの服はドレスにはならないし
かぼちゃは馬車になんかならない
それに気付いた灰かぶりは
自分でドレスを縫って
自力で馬車を作っちゃうかもよ? ....
飛び立った鳥の行方を捜してる 夜に焦がれて夜に怯えて
いつだって夜は味方じゃなかったし別れの電話も覚悟してたし
アイドルと政治家が並ぶ深夜枠誰も嘘つき誰も正直
真夜中のテレショ ....
愛憎は一雨ごとに深くなり黒髪に落ちる椿の骸
僕はコールタールでできてる
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