-嫌いじゃないんだよ-

どこで二人結び目を間違えちゃったんだろう
顔をあわせればいつも喧嘩ばかり
君の瞳はボクじゃない 何かを見てる
君の中の理想のボクを見てる
 
 -好きだから- ....
徒然なるままに たまってきた思いを 
器に入りきらない 溢れてしまう前に
もうひとつ 形にしなきゃ 残しておかなきゃ

細部まで一片の 取りこぼしもなく
小さな細かい色合いから 消え ....
見上げる雲の流れは速く 僕を吸い込んでいく
やわらかく
入道雲の天に昇る速度にも負けない速さで
ただただ まっすぐまっすぐ 遠くへ
僕を吸い込み 導いてくれる

遠い 思い出 と デジャビ ....
森の中

迷い込んだ

暗闇の中

角を折れた


そんな刹那{一時=しゅんかん}に

出遭う

快感
モザイク

ボクと君のたった一つの出逢い
甘いものが好きなボクと苦いものが好きな君の
小さな大喧嘩

都会の真ん中の小さな看板の喫茶店の店主は
甘苦いマンゴージュースを僕らの間に差し ....
次の瞬間
君の姿が翳んで見えた まるで生まれる前に
どこかの今ではない時代に
出会ったような感覚で
まどろむの記憶の中で明白に覚えているのは

ただひとつ とめどなくボクを飲み込む清流のご ....
今にも泣き出しそうな 夜闇の中
一羽のカラスが 仲間にはぐれ{ルビ咽鳴=な}いている
今にも泣き出しそうな 夜闇に紛れて
一組の男女が 友に祝福されて泣いている
  
   -刹那-
   ....
   あなたを見つめていたいだけ
           あなたに刹那でも振り向いてほしいだけ

 こんな淡いだけの中途半端な気持ちじゃ伝わらない

      触れるより近くあなたの視界の全 ....
ボクは湯船に使って 視線を下に
そして下から上へ 観察日記の対象植物ように
少しだけ下腹部の贅肉が落ちた気がする 気持ち少しだけ
気持ちが大事 念仏のように刻み込むことが

視線を移すと ....
赦してくれる君の そんな君のまなざしに

ただ ボクの昔話を
触れれば 溶かしてしまえば 切り刻まれる
決して誇らしくはないけど それでも ボクの真実

たとえば十年の昔 ボクには
君で ....
胸の中 小さな小さな思いが産声を上げました

一週間前の今日、心は空をたゆとう雲のように軽く
重力も引力もありとあらゆる法則を無視して ただ一直線に
飛んでいきいました 舞い散る花びらの間を縫 ....
君が 痛い と こぼす
涙の色

君を抱きしめた腕に 鈍くて重い
滴が幾重にも重なって波紋のように広がっていく
君の体は 周りの景色は すべてが紅く染まっていて
いつの間にか世界は白から紅 ....
君を見つめて
君に触れようとして 触れられなくて
君からあふれる
光に目を閉じて 瞼の裏に暖かいぬくもりを感じた

思わず閉じた瞼を開けると そこにはもう 君はいなくて
周りを見渡してみて ....
白い雪が天使のように舞い降りてくる

夜空を見上げながら
ボクは 手を伸ばす

白い天使をこの手に迎えようと


目が覚めると ボクの部屋は真っ白な空間で
眠っていたベッドは 白 ....
休日という空間に。
僕と言う固体が。
特に動くこともなくかといって空虚でもなく
ただなんとなしに呼吸を繰り返しては
ただなんとなしに歩を進める

繰り返される幸と不幸を謳うテレビ番組
す ....
ヘッドライトとテールライトが決着のつくことのない
鬼ごっこをしている
大人の拙いステージを見下ろす闇に
ボクは立ってる

気配もなく片足を踏み出したなら手にするチケットは
天国行きか地獄行 ....
僕のホームグラウンドは
君の駅に着く三分前の電車の中

・・・・・・

平日の昼間に足を踏み入れた
ちょっと疲れた各駅停車の車内には

重そうなキャリーケースに顎を乗せて眠っているおじ ....
「ありがとう。出会ってくれて、ありがとう」

こんな言葉滅多にいえないボクの
彼女は君

ほんの小さなすれ違いに
真っ白な肌を
膨らませたり小さくしたり

「大好きだよ。ただ貴方 ....
ぽろんぽろん
慣れない手つきで 今朝部屋にやってきたばかりの
ギターをかき鳴らしてみる

ぽつぽつ
 窓の外をつたう滴に いつの間にか降りはじめていた
 雨の和音に耳を澄ます

ぽくぽ ....
見上げたこの大きな空の下

どれくらいの時間 この舞台に上っているのだろう?
どれくらいの人が この舞台を見つめているのだろう?

照らす太陽と
照らされる月

暗闇の中をせわしく動き ....
幾千の出会いの
張り巡らされた紅い糸の中で
偶然
手に取った一本の糸が君と つながっていて
今の僕らを作り出してる

幾千の思いを
あふれてしまいそうなくらい抱えて
ひとつだけ
どう ....
蒼い空の下 小さな雲を見つけるように
上を向いて 軽い足取りで学校に向かう いつもの道

彼はいないけど それでもまわりはいつもと同じ
彼はきっとおねぼうさんだから 今日も私が教室についたら
 ....
枯れた心の中に君をおもう太陽がただ 
ボクを照らしてるんだ
君はボクを好きでボクは君が好き 
ボクらは恋人だよ
付き合ってるんだよ その事実がボクの心を照らしてるんだ

ボクはとても幸せだ ....
「はじめまして。」君の口からその言葉が紡がれるのが

怖かった

君を見つめていた時間がすべて
君を包んでいた空間がすべて
君を中心にしてまわっていた
僕の幻想が

壊れてしまう ....
「そうだ。旅に出よう。」
どこに行くかなんて、なんの目的で行くかなんて
そんな細かいことはいいんだ
ただ、今旅に出たいと思う 

道が不確かだっていい
目的がなくたっていい
迷ったっ ....
湿度の高い暑さののこる夜

デリケートな僕の気持ちをそのまま形にしたような
溶けかけのシャーベットの残るグラスに
きれいに真ん中で割られた月が映ってる

シャーベットをひとすくい口に運 ....
君にぶつかっていく 胸の底からすべてを吐き出して
君にぶつかっていく 体の細胞ひとつ残らず
君にぶつかっていく ありとあらゆる、感じるものすべてで

ごろんと見上げる 中途半端な夜空の下
ご ....
日差しの強い 不快指数の針が振り切れそうな昼間
一日使い捨ての部屋を掃除し始めた

「オレってきれい好きなのかも?」
なんて自分を彩る言葉を口にしてみる

小学校のころのアルバム 初恋 ....
あなたとの別れが訪れて
どれくらいの月日がたったでしょう
別れをあなたに告げられて わたしからあなたの元を去ったとき
涙は流れず

―あなたをののしる言葉ばかりが浮かんでは消えた―
―その ....
僕らはひとつにつながったまま 結合部分を隠すように強く握った
僕らの間の紅い糸は握られた形に 歪な曲線を描いてた

その曲線はまるでどこかを目指すようにまっすぐと君の中に
溶け込んでく
 ....
もこもこわたあめ(126)
タイトル カテゴリ Point 日付
カラ回る自由詩2*13/6/30 20:38
書き連ねる自由詩5*13/6/10 23:23
10月の空自由詩2*12/10/7 20:44
めぐり合い自由詩2*12/6/9 22:21
モザイク自由詩3*10/2/5 22:20
夢物語〜HOME、君とボクとまどろみの中〜自由詩2*09/10/28 21:58
この一瞬のために自由詩1*09/9/22 20:28
恋する女性{ヒト}に 1自由詩4*09/6/30 21:26
バスト自由詩2*09/6/27 22:52
夢物語〜昔話と幻想と〜自由詩2*09/4/22 22:18
「さくら」自由詩5*09/4/12 21:00
夢物語〜心、染まる 紅〜自由詩2*09/3/18 21:23
夢物語〜君を見つめて〜自由詩4*09/1/23 22:05
夢物語〜誘われる恋〜自由詩3*09/1/13 22:12
あるチキンの独想自由詩5*08/12/31 20:23
現実以上、理想未満自由詩3*08/12/19 21:41
三分間ヒーロー自由詩1*08/12/17 21:15
「届け」〜この想いに乗せて自由詩4*08/11/12 20:02
ぽ○ぽ○自由詩2*08/10/14 20:41
スポットライト自由詩2*08/10/7 20:45
リフレイン自由詩3*08/9/30 21:18
Good-bye YesterDays自由詩3*08/9/2 21:56
オアシス自由詩6*08/8/24 20:48
「はじめまして。」と言う前に自由詩6*08/8/21 22:15
思い立った刹那の想いを自由詩3*08/8/18 21:03
僕らは今夜ひとつの月になる自由詩2*08/7/17 21:15
君にぶつかっていく自由詩2*08/7/15 23:13
針の取れた時計自由詩2*08/7/9 22:35
わたしはあなたと自由詩3*08/6/10 21:31
君の中でボクは僕の愛をつむぐ自由詩4*08/6/9 21:51

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