明けまして雪は降らずに暖かな陽が道に降る祝福のよに


冬の日の暖かい陽が柳の葉きいろに染めて水に浮かばす


鈴の音(ね)に猫は跳ね起き鳩は飛ぶ出社の前に神社へよれば


絵馬のな ....
夢のなか恋しい人の顔ちかく覚めて空に口をつきだし 夜更けでも賑やかなるやマクドナルド老婆らの笑声少女らに負けず

真っ白な机に{ルビ身体=からだ}を曲げてのせ陽気な洋楽こもり歌にする

深夜四時ふと目が覚めてみな帰る家あると知る独り我 ....
この豪雨ゴビ砂漠に降らしたら数種の生き物絶滅しました


雷の母は黒き積乱雲どっしりかまえ頼りになります


死者たちもあわててこちらに引き返す三途の川が氾濫してます



 ....
鳥籠でアダムとイブを飼ってます つまりは私、神様なのです


神様の役もあんまり楽じゃない。掃除にエサやりもうメンドイナ


あ、そうだ!「試練」とか言って放しちゃえ!さてさて次は何を ....
キミを思ふ覚えなき気持ちかな悪しき夢にもキミは現る 東京の晴れが泣いてる公園のブルーシートの青さに負けて


窓越しの隣の家のベランダのタオルのさくらのピンクのドット


蜘蛛の巣に桜はなびらひっかかる馳走だね蜘蛛よお酒が飲める
 ....
もし僕がこの恋の気持ちならリンゴのように赤くなりたい


ミツバチに運ばれるようなこの恋はあなたのトコロへ届くのかしら


バラは多分ただただ赤くなりたくて青くなんかはなりたく ....
今はここわかれ道で君のそば花咲く速度で涙を落す


雛たちが巣立つ喜び悲しみを抱いて鳴いてるウミネコになる


ないているウミネコのいるこの海よりしょっぱい涙を流したのかな


潮舟 ....
竹がいと光輝きたるためにライトセイバーにてかいてんげる


初めての出会ひはげに{ルビ奇=あや}しくもノストラダムスの夢見のとほり


UFOを見たりと云ふてかたくななる君のその目に咲 ....
夜も更けてクマも親子でご登場
あぁもうそんな季節でしたか


牛飼いがタガメにしか見えません(汗)
昔のひとの想像力すごっっ


しし座はねぇカエルに見えます(笑)
見えませ ....
菜の花の黄色でヒツジが発狂し夢の中でも数かぞえさす


菜箸を持つ手は夢を描くけどアナザーハンドがそれを邪魔する


「美味なので、あなたの夢をいただきます。菜越しですが、お許しく ....
気がついたら
そこは白い空間で、
やたらと清潔な場所だった
全てを白に変えていく
何かがあった


私はベッドに横たわり
息をしている
少し、壊れている
多分、もう


 ....
君ながむ嵐に桜は散りゆけど八重にもふくれるこの想ひかな じゅうきゅう歳もうあと少しで二十歳です二の足を踏む小さい子を見て


過ぎし日の忘れたくない思い出もひこうき雲のように消えゆく


振り向けば夜空に広がるスターたち夢を捨てるの早過ぎたのか ....
 

  春一番が吹きました

  木枯らしは
  みんなの中に
  愛を置いていきます
  自分が寒いから

  春一番が吹きました

  春一番は
  僕から愛を奪います
 ....
皓皓と白く光るあの月を黒々塗られた影もみるのか



月のヒカリ月に群雲そのヒカリうけるその雲それを、ねたむ



新月の夜に咲く花ゆうらりと揺れて鮮やか闇に染まる

 ....
花散らす つむじ風とからっ風「花とダンスがしたいだけなの」



「本当は強いんですよ!でもこれが仕事ですから」って逃げちゃった



寒いから南に向かう北風さん「おいらだ ....
ひろいひろい畑にて
老いた木、一本ありました

ひろいひろい畑には
淋しく淋しく木が一本

ひろいひろい畑に生える
老いた淋しいその木には

ここぞとばかり、この秋は
たくさん ....
一晩で世界中をとびまわるサンタの時給はおいくらかしら ひらひらときいろいイチョウが日を反射いねむりできない{ルビ理由=わけ}がわかった


言葉なく歩き続けるふたりにはたかーい空に消える足音


くしゃくしゃと音をならしてできあがる風がつくっ ....
うみとゆう(21)
タイトル カテゴリ Point 日付
新年短歌短歌011/1/6 0:16
恋歌短歌210/12/20 9:03
マクドナルドで眠る歌短歌110/12/13 7:45
注意報でてます短歌3*09/5/24 21:40
つまりは、飼い主はもういないわけで短歌1*09/5/17 22:17
恋歌短歌009/4/19 23:05
桜桜桜桜短歌3*09/4/12 22:22
五人の恋模様短歌2*09/3/31 23:29
はるうた短歌2*09/3/20 20:48
 タイトル未定 短歌1*09/3/9 14:59
昔の人の想像力はすごいなー短歌3*09/2/25 1:02
「菜菜菜夢夢夢」短歌3*09/2/21 20:38
無題自由詩2*09/2/17 23:41
恋歌短歌4*09/2/17 0:50
過去への執着、または春風とゆく(仮)短歌2*09/2/15 21:40
春一番が吹きました自由詩1*09/2/13 18:38
「月、月、好きよ」短歌0*09/2/10 22:51
風の本音短歌2*09/1/17 2:09
やさしい音自由詩3*09/1/10 23:40
最低賃金は722円で短歌2*08/12/24 23:09
あきの午後に短歌4*08/12/4 0:01

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