無題
うみとゆう


気がついたら
そこは白い空間で、
やたらと清潔な場所だった
全てを白に変えていく
何かがあった


私はベッドに横たわり
息をしている
少し、壊れている
多分、もう


そこは白い空間で、
しかし、
なにか違和感が


闇があったと思う
そこに運ばれてきた闇が
白い空間だからこそ、
それは目立った


それが私の具合を悪くした
それが違和感で、
しかし、それが、
白い空間の存在意義だった


その意義に気がついたとき、
私の未来が、
ここに来たときの直感が、
正しいのを知った




自由詩 無題 Copyright うみとゆう 2009-02-17 23:41:06
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