無に還る水中
無から形成される骨

そこから何を産み出せるだろう
光も闇も私をひとりにさせる


遠い遠い遠回り


迷っても終わりが見えなくても
遠回りしていつか
君に辿り着 ....
何が出来るの

何かが救われるの

繋がって痛いなんて

浅はか

聞いて

聞いて

効いて



眼中になくても

監視されても

生きていけない


 ....
僕を殺して

君は明日になるだろう


白を浴びて

生まれ変わった気分





ただの記憶喪失さ






君には過去も

現在も未来も

枷にな ....
やっぱり殺して欲しくなるけど

君の唄は先に進んで

未来に足が動いてしまう

ストロボはアドレナリンを急かす






ハローハローハロー




全ての祈り、 ....
繋がって行く 全て
愛に辿り着く 不思議

空をかく手も同時に


青い爪は貴方への反抗?


相対性理論

取り戻したい 今はそれだけ
何も無いのは ご不満で ....
都の自由な宴や

地方都市の若さ大人しや

秋の日差し

緩やかな足取り




耳をくすぐるは

雑踏とその奥の歌声

見知らぬ貴方にもらった

乱暴なラブレタ ....
もう11月、霜月
冬に 入ってゆく

大きな窓から外を眺めてみる
ひどく柔らかい
でもあたしの膝は痛いと鳴く
雲はないけど


出逢った夏を描く


どうせなら動けなくなる ....
それぞれの宛先の交換

君は「いつでも受信する」と言ふ

発信はされぬのか



大勢いる部屋の中で

ふたりだけマスク

その下の唇は如何



虚ろなる眼

咽 ....
気が遠くなる程
広い世界で
私は見つけてしまった

繰り返す日々は まるで
アスファルトを転がる水のよう

いつか蒸発するだけ
跡も消えていくのに・・
嗚呼なのに



貴方 ....
淋しくなる
楽しくなる
面倒になる
病み付きになる

誰かが笑って、誰かが泣く
色が溢れ、言葉が溢れ

物が余る


小さな出来事は忘れていった
何度も塗り重ねる油絵みたいに
 ....
爪に色を塗らないと落ち着かない

今夜は夜空色

熟れ過ぎみたいな月

毛の長い黒猫

その目はどこを刺しているの

「またね」でつくられる次の世界

爆音でつくられる今 嗚呼 ....
色彩が咲くような音響
言葉の無力さを思い知りながら
衝撃を身体で聴く


護るようにして
紡ぎ出される渦
闘う背中を魅る


許し 希望


微かな何かを掴まえなくてはな ....
ここ一週間の生活は
まさに堕落という他ないくらいな有様で

でも気持ちは確実に回復しており
やっと脳に私の世界が生まれ
あと少しで筆を握れるだろう

愛しくて不器用
正面向き合ったら ....
「♪・・・」
「何の歌?」
「秘密」
それが呪文であったかのように、貴方が現れたことがあったわ

「雫のリズムに合わせているみたい」
オルゴールのようにカタカタと哀しい
「これからもっと ....
カラリ カラリ

氷がゆれる朝

アイス珈琲がにがい

曇った静かな火曜日

勤勉な僕ら

連日の触発に

発酵できそうさ



「せめて美化しないように」

でも ....
水の潤いの中に
声が響くの
夏が透けていく
君が居なくなってた

瞳を閉じたくなる程
遠くの空に
消えそうになる
ささやかな音を立てて
金魚はそよぐよ

赤く 白く まだらでも
 ....
背中を引き破り
翼を産み出しても
僕らは飛び方も
場所も知らない

翼も血にまみれ
ドロドロとした
赤い液体に絡まる


何も知らない子供が
汚れた大人が
ひきこもりの科学者が ....
もげる爪先

彩られる流血の色

ひざ下の傷・・・

黒猫の瞳は二重丸



いのりの時間



赤いろうそくは時に稲妻の如く

奇違いな天才



聖な ....
牡鹿の角の突き刺すは乙女
鱗が煌めく魚の祝福の舞いも
こちらを見詰める小鳥の円らな瞳も
世界を着飾っていくわ


血の通う白さはなんて狂おしいのでしょう

素っ気無い黒猫も
願いが叶 ....
夕暮れ時 彼岸花を片手に
黒髪が風になびいて
目を見据え
「何処にも行かないで下さい」
と鳴いた。。。。 。
庭の綺麗な模様の蝶々が舞ってる
水槽の金魚が馬鹿みたいに餌をねだってる
大人に近づくのが嫌な女の子が逃げ回ってる
誰もいない空は星が点滅して僕を揺らし
隣の君の大きな目には強さがこぼれる
 ....
昔、狂うほど聴いた曲に縋る

あの音楽家たちは
私を麻痺させたまま停止

狂ったまま
狂ったままよ
愛しさの故
憤慨する
呼吸困難さ

未だ私は水攻めに
自ら溺れてるよ
遠い ....
私を忘れないでいて、どうか

この囲まれた世界の中、どこかにいるのだから

もう結ばれなくても

あの美しい奇跡を忘れないで



私はもうこうして生きていくのだから

だか ....
「寒いと涙が出るのよ」

視界はこんなにもやわらかいのに

肌を突き刺すような気温、風



散歩に出かけても

猫に出会えなかった



濃い珈琲を舌にしながら

見 ....
強くなってきた日差しの下
春の病の下

方程式を何度も繰り返し解きながら
来ぬ便りばかり気にしながら


瞼の裏の宇宙で探し物をしながら
深夜の隅っこを探して
旅をしている・。

 ....
今夜生きる意味なんて知らない
綺麗な水を求めて泳ぐ魚
綺麗な空を求めて飛ぶ鳥

むなしき想いが泣き叫んでる
心がつぶれて進めない
君が君であるように
私は私なのか
人に生まれたら
人 ....
赤、青、黄色、黒、白
切って、
泳いで、
胞子、
そこに命はあるか?

太陽、月、花、動物、死体
本当は優しくて、
淋しがり屋の女の子
目を逸らさないで
咽喉が渇いてしょうがない
余計に言葉は伝わらない
言って被害妄想するなら、それでいいか・・・
苦しい

許容範囲を超えると発生する春の病
隠し切れない残り香が
私のまぶたに影を落とす
 ....
梅のすっぱいにおいに酔っ払う
華に群がるみつばちは私
どうか どうか
こんな虫ですが、甘いくちづけを致しませんか



甘い蜜で夢を見るお礼に、世界へいざないましょう

 ....
夕陽を吸い込んでいく山々
その強く儚い赤に魅かれ、憬れていく

滲んでゆく世界が愛しい


白く光る肌
この国へ誇り
両手でじゃのめ傘
わくわく
くすぐったい

 ....
蝶澤(40)
タイトル カテゴリ Point 日付
鮮やかな白自由詩210/12/23 14:39
ただの乾燥自由詩1*10/7/13 18:25
cosmos自由詩110/3/9 12:38
後先なく、今自由詩110/1/27 16:58
青い爪自由詩209/11/20 17:39
みずたまの世界自由詩209/11/6 21:46
ふゆ自由詩109/11/4 16:39
サイバネティック・オーガニズム自由詩109/10/22 18:08
曼珠沙華自由詩109/10/6 15:43
明日へつづく自由詩3*09/9/6 17:15
夢の其処にある色自由詩109/8/9 17:27
雌で切り裂く自由詩209/7/20 17:10
飄遊自由詩109/7/1 22:00
ペシミスト自由詩209/6/20 22:48
やさしいトリッキー自由詩5*09/6/17 23:21
金魚さん自由詩209/5/31 20:04
にんげん自由詩209/5/22 21:55
赤色ノクターン自由詩009/5/19 20:59
自覚的少女はこの世を生きてる自由詩209/5/16 0:57
ネコの目の少女自由詩109/5/14 21:23
たゆたうもの自由詩109/5/14 21:22
赤い音楽家たち自由詩209/5/13 20:05
もう遅いだろうけれど自由詩309/5/8 19:49
春に産まれた女の子の話自由詩2*09/5/7 19:18
あの人自由詩2*09/5/5 16:52
∞-eien-自由詩109/5/4 11:50
サブリミナル自由詩109/5/3 9:23
自由詩109/5/2 11:42
蜜蜂乱舞自由詩1*09/5/1 22:18
あたたか自由詩1*09/4/30 22:08

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