このごろ

冬の匂いがしなくなった

サクラ咲くまえに

中途半端にするさよなら

声もかけずに

いいと思ったひと

どこかでまた会うような

そんな気持ち

せつな ....
慈しみが

ありすぎるから

つらい気持ちで

傲慢になってしまう


悲しみに

すぐ慣れるから

マイノリティが

人に傍観されている


世界で唯一の

 ....
どうでもいいような

純情を

世界にまきちらしといて

それはないだろう

オレたちがいなくても

世界はまわると、知ってはいるけれど

世界がまわると、知ってはいるけれど
 ....
今夜もまた、ワインよ

いちにちの疲れ、オレにさしだせよ

おまえに

オレにしかできないこと、してやるから


めがね、はずせよ

それで、おまえは

ほんと、のはだか
 ....
寿司です

カウンターで寿司です

酢の匂い

きりっとやわらかい

食いもんの

わくわくする湿気

春の夜がスピンしている


既得権は

からだを支配する

 ....
 この坂道をくだるといつも、だっくだっくと体がバラバラになりそうになるのを骨だけが繋ぎとめているような気がして、吉梨三郎は不快なリズムを味わうのだった。
 それならバスを使えばいいのだが、三郎はそう ....
雨降りの日には

家路をたどる小学生

目につくのです

そして

なぜかは分からぬけれど

私の家路を思うのです


雨降りの日には

母の歌を口ずさみ

家路をた ....
雨がぽつぽつ音たてて

こころにちいさなドット

貼ってゆく今なのです

私の汚れたおこないが

なんとは知れない法則で

清浄められてゆくのは


春、曇りの空に、そんな日 ....
どうにかこにか学習帳

マイノリティのコミュニティ

おなじ穴ぼこあいた愛

うわさなんて、そうさうわの空


しぶとくみんな生きてます

人間だもの

肉だもの

心も ....
いのちに寄り添えば

なんでこんな哀しいのか

外灯がけぶってます


希望、

寂しい、

胸を

見つめた


いのちに寄り添えば

なんでこんな哀しいのか
 ....
たましいって

魂って書くじゃない

云に鬼って書くじゃない

でも

たましいって

麦に心って書いたらどうだろう

麦心って
きょうは、いい天気だったんかあ、


おまえ、うかんどった、

空にずっと、

おまえ、うかんどった、


あたし、空なんかに登場してへん、
ペニスを写メしたり

おっぱいを写メされたり

いつもそんなことは

始まりのときの微熱だね

すこしずつ知り合ってゆけば

男はしつこくなってゆくし

女は理性的になってゆく ....
朝が更けてゆく

アフリカの太陽が

この街に

遠い音楽のように照りはじめる


ビジネスマンもウーマンも

スターバックスの紙袋抱えて

仕事場までの獣道歩いてる

 ....
お父さんが

お酒を飲んでは

こんなこと言ってた

使命の多い奴ほど、

苦労するもんなんや、


男を好きになって

いつも会いたくなってしまって

だけど男は

 ....
きみは外部を

一方向からしか見ていなかった

だから

きみの外部には裏側がなかった

きみの世界では

外部は感情とつながれている

人がなにかをすると

きみの目には ....
木々が踊りをとめて黙していた

夜が青かった

外灯が規則ただしい涙のようだった

リズム&ブルースの

ゲゲゲの鬼太郎みたいな旋律

信号に停止するテールランプが

この世の ....
夏のつぎはお別れに

ふさわしい秋なのだけれど

こんなうららかな日に

こんな普通の日に

こんなことがあっていいものなのか


冬よ、お前は

永く、ここに


夏 ....
かわいい猫がいってきた

どんくらい好き、

どんくらい好きでいて欲しい、

わがままいうよ、

具体的にならいってみ、

いくつくらい、

最低30、最高100、


 ....
春になると

知らない街の匂いがする

それと

なつかしい匂いもする

人の心にはなれない

だからたくさんの

心をつくってゆくのだ


きのうは啓蟄だった

お ....
この拳

空気の鏡にめり込ませた

英雄は、寂しいもんかい、

暗い顔をして笑ったのは

そうさ、


このおれさ


この拳

空気の鏡にめり込ませた

英雄は、 ....
息を吸う

それはいまから

深海に

深海に

潜るために使われる


だからいま

息を吸う

未来に

未来に

未来に会うために


息を吸う

 ....
ビジネスじゃ

考えぬいたストーリーに

ファンタジスタからめりゃ

たいてい思いどおりいくのに

愛だ恋だのっていうやつは

言葉ばかりが

未来の言い訳はじめている

 ....
その苦しげな顔を

せつなくて

せつなくて

もっと美しいもの

吐き出せるはずなのに

どうしてなんだろう

暗い洞窟のようなところで

ふるえて涙ぐんでいるのは

 ....
花粉症がひどくて

朝9時の耳鼻咽喉科にいる

待合室にひとり

マンガ雑誌や絵本、女性週刊誌が

白い本棚に並んでいる

寝不足で息が浅くなっている

からだがポワーンとして ....
抱いて

どんなふうに?

どんなふうにでも

Mか?

Sがいいの?


勃っている

濡れている

会話のいちぶさ

身体のいちぶさ

濡れている

勃っ ....
話したりしているだけで

あそこの先が濡れている

そんなスケベでもないのにさ

それは動物だからかな

腹減ったらがっついたり

眠くなったら爆睡したり

そんなのといっしょなんかな

食欲や睡眠欲 ....
おはようと合図する

朝日はいつもより

力強く循環している

ことばで愛し合えば

ふつうの営みもすこし

二人だけの性癖のようだ


キスの話なんかなかった

こどもみたいな熱だった

すばらしい ....
好きの定義はわからないけど

目を赤くさせながら

メールのやり取りをしている

セックスがゴールなら

そうではないと教えるだろう

月はまるいというけれど

ちがう光のかた ....
おまえを抱きたいと思うことが

したごころというものなのかな

さびしいときおまえの恋愛の話

べつに聞きたくなんかなかった


小暗い森のなかで

その瞳

その鼻梁

 ....
吉岡ペペロ(4238)
タイトル カテゴリ Point 日付
卒業の唄自由詩108/3/17 15:12
慈しみと悲しみと自由詩208/3/17 8:21
世界はまわる自由詩608/3/16 21:37
今夜もまた自由詩208/3/16 9:56
春の夜がスピン自由詩508/3/16 1:09
春の近い夏に通う①散文(批評 ...408/3/15 10:43
家路自由詩308/3/14 17:14
曇りの空に自由詩108/3/14 15:43
人間だもの自由詩208/3/13 17:55
春の哀しみ自由詩508/3/12 23:00
麦心自由詩208/3/12 9:46
空にずっと自由詩508/3/12 9:40
モーティブ自由詩208/3/10 22:22
アフリカの太陽、ニューヨークの自由詩408/3/10 17:44
スニーカー・ブルース自由詩008/3/10 17:37
きみを守りたい自由詩308/3/9 19:59
アラーム自由詩708/3/8 19:45
うららかな日に自由詩108/3/8 1:02
わがままの範囲自由詩108/3/8 1:01
知らない街自由詩508/3/7 15:32
そうさ、このおれさ自由詩308/3/6 21:27
深海に潜る自由詩808/3/6 21:26
快楽の底で自由詩008/3/6 10:02
おまえだ自由詩208/3/5 7:41
寝不足の朝自由詩008/3/5 7:36
どんなふうにでも自由詩008/3/5 7:34
きれいごとだけ携帯写真+ ...108/3/4 21:30
朝の歌携帯写真+ ...108/3/4 8:00
大人げない自由詩508/3/4 3:05
したごころ自由詩008/3/4 2:44

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