雨音流れる窓辺には
おんもをじっと眺めてる
ぼうやの姿がいとおしく
ガラスの世界が閉じ込めた
人の想いが美しく。
雨音流れる窓辺には
涙のように帰らない
....
好いお天気だから
今日は少し遠くまでお散歩しよう。
花の匂いをかいでみたり
神社の脇で日向ぼっこしたり。
好いお天気だから
今日は少し沢山の洗濯をしよう。
....
ぼくは泣き虫だから
すぐ泣きます。
でも痛いときとか
人の前とか
そんな所では
あまり泣きません。
たまに自分で
泣こうとしますが
うま ....
少しだけ見えた
頼りない明かりが
それがたとえば
自分を苦しめるとしても
それがたとえば
自分を焼きしめるとしても
私は行かずには
いられないの ....
僕にとって
大切な事
大切な人
大切なもの
ほんとう
と聞かれて戸惑った。
ちいさな引っかき傷は
少しずつ広がって
広がって
広がって。
....
窓から見える外の世界にそっと腰を下ろして
君が何かを夢中になって見ている。
僕は臆病できみに話しかけさえできないから
寂しくなって鼻歌を歌ってごまかすんだ。
もしも世界 ....
とてつもなく大きな白い光に包まれ
気が付けば回りはうめき灰となり
死んでいく。
彼女はそれと気付かずに
自分は助かったのだと思うでしょう。
そうして彷徨いながら
....
夢現のなかで気が付くと
君がひざ枕をしている。
僕は嬉しくて仕方がないから
君のお腹に顔を埋める。
どうしたの?と君が聞くから
僕は甘えて君に巻きつく。 ....
どうぞ私を殺してください。
死んでしまうことは悲しいけれど
それでもあなたに殺されるのなら
最期の一瞬だけはあなたを
もう一度見つめる事ができるから。
もう一度ぬくもりを ....
あなたがもってくるそのにおいは
あたたかすぎてこころがいたい
もしできるのならばぼくのそばで
ゆるすとひとこといってください
そしたらぼくはありがとうといって
....
君の人生があり
生活があり
夢があり。
花があり
食べ物があり
あったかい風や
冷たい風があり。
春があり
夏があり
秋があり ....
僕の作った道しるべ
僕が迷ったときに振り返ると
少しだけチカラを貸してくれる。
僕の作った道しるべ
本当は誰のためでもなく
僕のための道しるべ。
好きな物を
いっぱいかむ事。
好きな時に
大声を出す事。
好きな人に
気持ちを告白する事。
言葉よりも
思い出よりも
コーヒーよりも
生活よりも
仕事よりも
お日様よりも
イチゴよりも
何よりも
大切なモノ
大切なコト ....
透明金魚カランとなった。
指でつつくとカランとなった。
夏のおわりか、秋の始めか。
セミの抜け殻、稲穂のもみ殻。
透明金魚カランとなった。
また来年ねとカランと ....
今日は楽しかったね
そういって振り返ると
君は改札の外
静かに手をふって
さようなら
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