父が僕を
食べる夢を見た

いやらしい目で
汚らしい指で
僕を食べる

なんて美しくない
なんて汚らしい
なんていやらしい

僕はどうやら
まだ幼すぎて
手も足も出ない
出 ....
始めて出会って三秒で
僕等は抱きあった
それは僕の小さな悪戯
握手をしたまま右手を引いて
僕は君を抱きしめた
そのまま僕等は抱き合った
余りに君がチャーミングだったから
そうせずには居ら ....
アナタノ様ニ強ク
アナタノ様ニ優シク
生キテ行キタイト願イ

アナタノ様ニ儚ク
アナタノ様ニ美シク
死ンデ仕舞イタイト願イ

雨音ノ中デ彷徨イ
土煙ノ中デ{ルビ蹲=ウズクマ}リ
日 ....
そうさ
僕らは迷いすぎたんだ
取っ手の無い扉は
押せば簡単に
開くかも知れないじゃないか。
楽しかった時間が過ぎ
さようならの時間が訪れる
いつまでもこうしていたいと
切り無く思ってしまうけれど
やがてさようならの時間

僕等はさようならをしたけれど
嫌いだからじゃなくて
君 ....
絶対感動
ときめきと
センチメンタルに
羽を広げて
たまに涙し
たまに笑うような
歴史に想いを馳せ
世界を救うとか
愛って何とか
生きるってすごいよねとか
死んでしまったらいいよね ....
振り返ると
通り過ぎるよりも早く
世界は移り変わっていく。

それはまるでメリーゴーランドの様に
それはまるで万華鏡の様に

瞬きを売るたびに
うつりげな恋の様に
世界は過ぎていく
 ....
天使が空を飛び
僕の窓を開ける

僕を助ける事なんて
君には出来ないよ

君は空を飛べるじゃないか
そう言うと君は寂しそうに語る

天使は友達を創れない
創るのは神様の仕事だから
 ....
流れ行く影
  君と飲むお酒
    今は二人だけ
      外は麦畑

手にしたフライドポテト
  其処に置いててよ
    添えられた甘いトーク
      口紅はケチャップソー ....
期待なんてしないほど
大人になんてなれないから
寂しくなってしまうんだ。

期待に答えてなんていわないから
返事くらい欲しいって言うのは
期待だろうか。
大きな白い翼をその背中に背負い
君は真っ直ぐに空を見上げる

国境を越えていく少年は{ルビ躊躇=ためら}いもせず
父親の屍の上を歩く

空には大きな黒い鋼の群
土の中には小さな黒い{ルビ ....
鳥は空に向かい飛んでいるのだろうか
もしかすると本当は
空などでは無いのではないだろうか

では何処に

魚は海の中で生きていけるのだろうか
もしかすると本当は
海の中では生きられない ....
仕事帰りに電車にのる
少しビールを飲んで
少し酔っ払いながら

不意に哀しくなって
電車のなかで鳴咽をもらしそうになる

別に泣きたい訳じゃない
ただ情緒不安定なだけ
それだけ それ ....
明け方の空は曇っているのに
あんまりにも透明なもので
まるで海の底のように感じました。

少し泳いでいくと
灰色の話を詰めて
銀色の魚が泳いでいくので
おはようと声をかけましたら
とて ....
大迷惑な遊びがある
老人のゴッコ遊びである
どうやら弱った振りをして
若者たちの
といってもほぼ全ての人の
善意を測って遊ぶ遊びである
私は偶然その遊びに巻き込まれたらしく
手を貸そうと ....
 酷いじゃないか
あんまりじゃないか
 丹精込めて作った私のお弁当を
フタも開けずに包みも解かずに

だのに
 私がやっと振り絞った声が
   あんたなんて味噌っかすよ
        ....
静か過ぎるくらい静かに
あなたの足音が聞こえました

私を一人にしたまま
あなたは何処に行くのでしょう

私は目をつむったまま
あなたの顔を思い出そうとしました

あなたの残像ばかり ....
一郎さんの牧場で
GI GI ジョー

ほら
泣いてるのは ひよこ
嫌 嫌よ

そら
{ルビ撃=う}て {ルビ打=う}て {ルビ討=う}て

ほら
{ルビ遣=や}れ {ルビ殺=や ....
君にあげられるものは
これから先に起こりうる
希望くらいのものだよ
それもかなり不確かな。
それでもいいなら
左手をおだし。
白いドレスが綺麗でしょう
淡い世界に霞まない様に
紫陽花色の傘を咲かせて
君が笑うものですから

僕は蝸牛の様に煮え切らない速さで
ゆっくりと世界の湿度の中に溶け込んで
綺麗だなぁなどと ....
ちょっぴりおセンチになって
バイクで走り出すと
夏の湿った風が気持ちよくって

タン タン タン

流れて行く雲やら
高速道路やらが
心地いいリズムで

タン タン タン

や ....
時々僕は呼吸を忘れて慌てて取りに帰ります。
呼吸を忘れているので慌ててゼイハアしようにも出来ません。
そこでそろそろと家の玄関を開けて呼吸を取ってきます。

時々僕は筋肉の使い方を忘れて慌てて ....
君の艶やかな黒髪を
僕はそっと撫でる
君の緑の瞳を
僕はそっと愛でる

そうする僕を面倒臭そうに
君は何も言わずに見つめ返す

僕の首に爪を立てる
君の強さ
僕の指を噛む
君の野 ....
さてせっかく七夕になったので
何かお願いをしようと思うのですが

あの子に願いが届きますようになんて
かわいらしい事を願うのもなんだかあれなので
他に何かないかしらんなどと考えましたら
不 ....
止まった車の中で君は静かに煙草に火をつけるので
ああこれでもう終わりかなと思いました。
フロントガラスから見る外は薄暗くて少し寒そうでした。
あなたの吐いた煙草の煙は狭い車内に充満して
私の好 ....
少しだけ遠い国のお話に
泣いた女という話が有りまして
それはどんな話しかと言いますと
詳しくは知らないのですが
タイトルが気になったので
そのうち読むかもしれませんが
きっと明るい話ではな ....
もしも悲しい事とか
辛い事があって
どうしようも無い時

もしも何も無くて
嫌なことさえ無くて
どうしようも無い時

死のうとして
死ぬのが怖くて
やりきれない時

何にも辛く ....
出会わなかったのか
出会えなかったのか
出会わない君と
出会えない僕が
すれ違っていく世界

僕等は見知らぬ他人で

僕等の出会わない話で

僕等の出会えない世界で

僕等は恋 ....
僕らは生まれたときから
   もとい
僕らは翼を持って生まれてくる
   もとい
翼なんかもってやしない
   だから

僕らは羽を一枚握り締めて生まれてくる。

その羽はとても強い ....
うーん好きなんだけどなぁ君の事
どうしてそんな風になるんだろう
もしかして
いやそんな事はないか
うぅんなんだかなぁ
上手くないよねぇ
どうしたもんかなあ
ねえ

いや
なんかね ....
プル式(526)
タイトル カテゴリ Point 日付
蜘蛛ん子未詩・独白3*06/7/24 7:12
右手の悪戯 左手の愛情[group]自由詩3*06/7/22 6:38
アナタノ手ヲ振リ払ウ[group]自由詩5*06/7/22 3:04
何を迷ってるの?[group]未詩・独白7*06/7/21 11:15
明け方の街はセピア色[group]自由詩7*06/7/21 5:18
大好きだよってあはは。[group]自由詩4*06/7/16 2:58
珈琲色の化石[group]自由詩4*06/7/15 8:45
主よ 天使の喜びよ[group]自由詩4*06/7/14 3:45
Talk to the ketchupsauce(月街明かり ...[group]自由詩3*06/7/14 3:25
期待なんてしないから。[group]未詩・独白1*06/7/13 7:50
少年の詩[group]自由詩1*06/7/13 6:31
世界で一番小さな海[group]自由詩4*06/7/13 1:32
おやすみのキスを[group]自由詩5+*06/7/12 10:41
月のしずく[group]自由詩6*06/7/12 5:57
迷惑な遊び。[group]未詩・独白2*06/7/12 2:17
神様のいけず[group]自由詩2*06/7/11 4:36
鏡の国の[group]自由詩4*06/7/10 3:50
一郎さんの牧場[group]自由詩3*06/7/10 3:12
ウェディングベルの[group]未詩・独白2*06/7/8 7:15
蝸牛と紫陽花[group]自由詩12*06/7/8 3:05
タン タン タン自由詩3*06/7/8 3:04
忘れ物[group]自由詩1*06/7/7 4:04
お願い。自由詩3*06/7/7 2:57
ねがいごと。[group]自由詩8*06/7/7 2:55
高台の森には青い鳥が住むのか。[group]未詩・独白4*06/7/6 7:18
よろしければ。[group]未詩・独白6*06/7/6 2:05
みかんの筋には栄養があるんだってね。[group]自由詩2*06/7/6 1:49
僕等の世界。[group]自由詩4*06/7/6 1:18
僕らは翼なんかもってやしない。[group]自由詩4*06/7/5 2:09
なんでかなぁ。[group]自由詩4*06/7/4 3:45

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