故郷のような
異国のような
そんなどこかの路地裏で
「こういうことか」と嘯きながら
もうすぐ彼は
終わるだろう

二階の窓を
閉め切って
眼鏡を外し本を閉じ
フィラメントの熱の下
 ....
すばらしかった
きれいだった
なくさないよにしようと

思わず息を吸った

ああそうか

またなにか
すり減ったんだ
空論(2)
タイトル カテゴリ Point 日付
チャコール未詩・独白306/3/29 0:53
ハレルヤ自由詩306/3/28 2:07

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