あらまほしそらのものするつかいかな


空の欠く下におりてし腹もあり


直に沈みつるもたれそ
年の暮 冷蔵庫には灯り 帰宅して暖房をしてブラームス 一人はさびしくもあり、バーカウン
ターの隅で一人飲むと
よりさびしくもある 心のふくらみ
はある 小さいふくらみ、期待と呼ぶ
には大袈裟なそれ、ふくらんでいる
と同時にしぼんでいる しぼんだ ....
ささくれをこんもりと
やわらげてくださいます
ように

こんな詩を書く必要が
ありませんように

つやつや光る葉っぱ
がありますように
其れ



のぎへんにムを付け私私私 私私私私私 さふして立つてゐて坐つてゐてさふして 日が昇る

色が包む

やはらかく

まなかひに

まるい

かたちが

ぼんやりと

気付きます

息をしていることに

それに飽いたら

もぎたての ....
わたしがたぶん起きるとき
わたしはたぶん起きるだろう
わたしが眠りに落ちるとき
わたしはたぶん眠るだろう
自由なりせそ毒虫よ
からだを刺せよ
名前も持たぬ毒虫よ
私ももたぬ

粗忽者 ....
始まりはなかった



精神の枝のようなもの

の上に

立っている




精神の枝

のようなもの

の上に

立っている




精神の

枝 ....
この果物は新鮮だが

どこを切っても死の匂いがする

困ったものだ

と思ったら自分が死にかけていた
とても幸せな夢を見た
幸せな夢を見たのは久しぶりだったので 
自分のための墓をつくることにした

・三枚の画を用意する(クライン クレー 灰色とアイヴォリーと赫の抽象画)
・壁に立て掛ける( ....
あたりまえだ

タイマー設定してたのだから

だが羽根がとまったとき

そこにわずかに情感が生まれた

羽根はぴたりととまらずあいまいにゆらりととまった

一般的に動いているものが ....
あくびと同時に何か言った

瞬間何をいったか解らなかったが

「死ね」

と言っていた

自分に向かってだ

死が入ってきた

いかん



左目の少しうえの

 ....
透人明間なはピ湿ス気トがルあがる

透人明間なは頭湿骨気をのある

打人ち間抜はい湿てっいてくいよる

透人明間な腐死ってゐるmn..
俺なんて

書かないことは死と隣り合わせ

四畳間の壁が俺に向かって死ねと囁きつづける毎日だ

俺はひたすら書き続けることでそれに打ち克ってゆく

きょうはえらくなめらかに流れる文章  ....
あんとき死んどくんだった
死んどくんだった
眠らせてもくれない
不眠症
書いてる間だけ気がまぎれる
このまま延々書き続けて
ピストルや首吊り紐から逃げれるかい
腱鞘炎になるまで書きつづけ ....
睡眠薬を飲み

仰向けになり

タオルを顔にかぶり

合掌
粗目を歯にすり込むと空気が歯にひっかかる。喉に
すり込むとサンドペーパーのようにざらざらと音が
する。パンクしてリムから飛び出したタイヤチュー
ブのような葡萄の皮が皿の上にあり、透明な葡 ....
ただシュールなだけじゃ
だめなんだよ と ピン
ポン玉を川に投げ込んだ
ガシャン、とガラスの
割れる音がしてオレンジ色
の玉はゆらゆらと水面
を滑っていった/みなも ....
/////(21)
タイトル カテゴリ Point 日付
直観俳句(勝手に命名)三句俳句007/12/27 23:27
年の暮(自由律)俳句107/12/5 17:39
雑詠俳句207/12/5 16:16
さて自由詩107/11/29 12:01
照葉樹自由詩307/10/31 12:25
有季 自由律 多行俳句107/7/12 0:30
どちらさまも川柳207/3/4 10:53
無季 自由律俳句107/3/1 23:20
日が昇る自由詩306/5/2 2:16
カーテン自由詩206/2/17 18:14
沈黙自由詩605/8/10 10:18
即興詩自由詩405/8/10 6:14
弔い自由詩205/8/6 17:43
熱帯夜、扇風機のとまるとき自由詩405/7/31 3:48
記す自由詩205/7/27 17:15
四行詩自由詩305/7/26 11:21
「書くことは生きること」なんてちゃんちゃらおかしいわい自由詩205/7/25 20:28
あゝ自由詩305/7/21 10:23
夏の蒸し暑い朝自由詩305/7/20 12:09
葡萄の食べ方自由詩205/7/15 23:20
気まぐれなトリプティーク自由詩205/7/8 19:32

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