いしのあしを
せんざいでつないで
ひをいれる

ここまできて
かえっていく
なみをおもう

このせんのさきには
かみのひが
いまももえている

光る端末を見ていると
張り巡ら ....
あまりに遅すぎて
気が滅入ってしまう
12Hz以下
下手すると
3Hzまで
落ちてしまう

どこかで切れてるのか
短絡かもしれない
アースの問題か

あまりに遅すぎて
細いので ....
誰も文句は言わないし
負けたなんて思ってない
それでも
あなたは向こうへと
行ってしまうのですね

探し物をやめずに
見つかる事なんて無いのに
それなのに
あなたは向こうしか
見え ....
抱えているものは
深く
そこはかとなく
花が揺れている

静かな水の底の
急な流れのように
黒曜石は削られ
砂になる

空の底の風に
小さく笑う幼子のように
声無き声を紡ぎて遊 ....
明るいBGMと
アナウンスが
故郷と同じような
匂いと共に流れている
笛の音を合図に
まずはゆっくりと一周
そして係員と握手
歓声と笑い声
拍手が聞こえる
僕はただ
笛を吹くトレー ....
二度目の秋は寒く
嫌っていた声を
受け入れるままに
自ら切り開くことを
放棄して
唯々諾々と従い
呼び戻されて
笑っている人々の
話題すらべとついて
歩き出した背に重い
感情の固体 ....
はらはらと落ち
二度と戻ることは無い
儚く思う
生命に満ちる
時を過ぎ
色を無くし
落ちて流れる
淀み
濁り溜まる
もう思い返すことも無く
もの悲しく
漂う
寒々として
はら ....
追い込まれた時に
真価がわかるなら
真価なぞ判らなくて
良いような気がする

もしもとか
万が一とか
無いほうが良いのに
現実には
何が起こるか
わからない

不幸を望まず
 ....
うもれてねていた
いまはいつだろうか
どれくらい
ねていただろうか
このくらいへやでは
わからない

おとがする
こまかいおと
おおくのかさなる
しんどうがする

ごはんをたべ ....
店内には人もまばらで
通りが見渡せる
ガラス張りの
ファーストフードの二階
ハンバーガーを食べ終えて
コーヒーを飲みながら
文庫を読むふりをしながら
活字が目に入らない
彼女のことを考 ....
流されるように
従ってきた
働くとは
こういうものかと
思ってきたが
部品はいつか壊れるように
許容量にも
限界がある
出張先から
帰ってきての
報告で
笑いながら
居てもいな ....
夢沈み散る
泥濘こずむ
朝の鐘の音
響き引く残滓
まだ余る
過ぎる事だと
気取るように
刻み付け歩く
道上
錆びを軋ませ
言い聞かす
言い訳
日々に埋もれ
途方に暮れる
電 ....
祭囃子が
何処かから
騒ぎに惑いて
気もそぞろ
ソースの匂いや
酒の匂い
綿菓子
金魚に
コルクの銃
独りで行っちゃいけない
奉げられてしまう
慌しくも
汗の匂い
笛や太鼓に ....
突破しなければならないんだ。破りたいんだ。壊したいんだ。走りたいんだ。逃げたいんだ。逃げだしたいんだ。期日は過ぎてるんだ。何もないんだ。どうしようもないんだ。バイトじゃないんだ。くだらないんだ。蚊が多 .... 君は溶剤を片手に
わかってねえを
ひたすらに繰り返す
僕は知らないふりで
適当な
相槌を打つ
細かい周波数が
聞こえる気がする
君はこの世界を
教えてくれると
僕に言い
そして君 ....
訝しげな表情
乾いた眼つき
拭うことも出来ず
開かれた口
絡むように縺れ
ほどけない形
轟音にかき消され
伝えられない
言葉
声にならず
見える
もどかしいほどの
ゆっくりとし ....
思い出す海は
目が痛いほどの色だった
いつもその色を
ただ見つめていた
何もなかった
それが嫌で
夢を見たまま
家を出た
何を描いて
いたのだろうか
ここは全てが
固定され
冷 ....
かどのところの
たいやきやの
たいやきは
おいしい
おばあさんは
ひゃくえんのたいやきを
ごじゅうえんでにこ
くれる
おじさんがいるときは
かえないけど
おばあさんが
すわってる ....
ゆるりと流れていく
時はあたかも
水よりも濃く
血よりも深いように
世界はつんざめく
交わりのようだ
柔らかな絶望
這うような諦め
吐くように塗りたくり
溶けていく無意識
得体の知 ....
くものなかのくもが
くもでくものいとをつくり
くもはくもにあみをはり
くもはあみのなかの
くもをたべる
りん
はい
どく
くものいとにからまり
くもはくものなかで
くものいとをひろ ....
どうにも眠れない
長い夜の底で
水だけが減っていくのに
どうにも眠りがやって来ないので
ぐるぐると同じようなことを
考えてみるのだけれども
いつまでやっていても
何か昔のことやら
くだ ....
ただ続くことを終わるため
動いていく
トランジスタアレイ
LED
塩素酸カリウム
卵の白身
ただ鉄のように
石のように刻まれていく
電解
積層セラミック
NPN
砂糖
鉛と松ヤ ....
犬が逃げた
十年も
飼っていた犬
気を許した
そのすきに
古くなった
鎖を引きずり
逃げていった
友達が家を出た
地元に残る
約束をしてた
家出を繰り返した
僕と違って
真面 ....
あかいはなが
とびちらして
なんかつぶれて
さらしていたら
あかくて
とてもきれいだと
おもっていたら
においがきつすぎて
みんななんでか
みやしない
あかいはなみたい
みちでさ ....
窓の外
下校の学生
帰り行く
罪悪感と
自主休校
僕はあさましくない
誰も笑わない
深い水の底l
ここは静かな
夜の闇
三日月に誘われた
絡みつくもの
僕は笑わない
何もあさましくない
全てはもう
永遠になっていた
魂が慟哭する ....
口内の体積をDとした場合のご飯と納豆の比率を
それぞれの体積をX、Yとして求めよ。

ただし、調味料は理想調味料とする。
響くは坂道
古い声
紅く吊られる瓢箪と
風鈴混じる
狭い道
いけば戻れぬ
向こう側
押して黙るは
伝えられ
風が音無く
かけていく
ここは古
町の角
人の欲とが
狭間なら
 ....
てのなかのことりが
ないてるのがうるさくて
めをとじると
むねのなかで
ことりはもがいて
たいせつにとっておいた
ねこもこぼれてしまって
うさぎもころされる
そんなはこのなかには
た ....
いくつかの不安と
いくつものしがらみを
振り切って行こう
闇の向こうへと
ひたすらに
走り出して行こう
理由などない
でたらめでいい
閉じたドアの向こうは
知らなくていい
暖かい部 ....
ねなぎ(187)
タイトル カテゴリ Point 日付
いしとひ自由詩103/10/23 5:36
どうき自由詩003/10/20 3:21
流離自由詩003/10/15 22:05
咲ム自由詩103/10/13 12:42
うみぶた自由詩303/10/11 6:53
朝の冷え込み自由詩003/10/9 6:03
緑 自由詩003/10/8 4:19
ろくいち自由詩203/10/6 0:24
さし自由詩303/9/30 4:53
待つ自由詩303/9/27 2:53
あもっく自由詩603/9/21 23:42
道すがら未詩・独白003/9/18 22:23
祭り祭られ自由詩003/9/18 22:22
書き殴りたくなる衝動自由詩103/9/16 4:00
Hz自由詩203/9/15 1:06
あかさ自由詩003/9/14 4:27
Co自由詩203/9/11 11:35
たいやき自由詩003/9/7 17:55
流れに潜む自由詩003/9/5 13:21
くものくも自由詩003/8/31 16:08
どうにも眠れず未詩・独白003/8/31 16:06
漆肆AC零肆自由詩003/8/30 18:44
次は自由詩203/8/17 5:32
みちにあかい自由詩103/8/15 13:33
窓の外短歌003/8/10 16:16
itre自由詩103/8/10 15:45
といいち未詩・独白103/8/10 15:44
唐紅呉小路自由詩103/8/6 14:22
ことりの自由詩103/8/2 14:58
Open the door未詩・独白003/7/27 14:22

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