1.蛇の体温やその毒を蒸発する空気に塗した
2.あたたかなデザートを食べる前の多少膨らんでしまったカラダを思い返しながら
「あの頃は・あのころは」などと吐き捨てる
3.た し か め る ....
せるふだってさ。何もかもが眩しいよ。
ちゃーしゅーも、おいしそうなそのなべも。
おととい着たパーカーが吼えている。
あったかいばんごはんには間に合いそうにないから
チーズバーガーとコー ....
ゆるゆるるゆるゆっ。排泄物。
あのトイレは混んでいて、このトイレはガラガラ。
もう、どうしようもないくらいお腹が痛いのに
混んでいるほうのトイレはとても魅力的で。
セックスであろうがロ ....
これからよろしくね。ごめんなさい。
きみのめのうえのくま、からあやまる。
からから音の立つ乾いた地面と笑い声。
まってたよ。まってなかった。
直立した定義から何を盗んだのか
は知らない。 ....
雷鳴がいつのまにか消えていた。
焦るほど、穏やかな虹を作り出す機械。
ゆるいロックを聴きながら私は溶けていた。
この世の中が、チーズケーキと煙草だらけなら
どんなに退屈で美しい ....
電車が通ると僕の部屋は震える
飴細工みたいな無数のエナジーが空間に飛び散った
ロクに判りもしない文庫を買うのが趣味だった
生命線に重なり合うところでこがねいろの波にのまれる
脳内がジャ ....
無理やり緑茶エキスを注入してやる。
片鱗が片隅に残るのならなお、よい。
問いかけがゴム長靴みたいにキラと光り、
正夢にちかい棕櫚の樹液になって固まる頃には
風邪をこじらせていたのかもし ....
異物から目を離した瞬間、
時のうねりがその場の地軸と僕の視界を襲う。
例えて言うなればスロー・モーション。
窓の外を二匹、灰色の鳩が飛ぶ。
映画のフィルムに入り込んだ感じだ。
鳩の進行方向に ....
扇風機だけがうざったく回る午後、
夏の気温や引力が肌にまとわり付いて離れやしない
呼吸器官を悪循環というカタチで巡り回るであろう、
このタバコに火をつける瞬間でさえも気に入らない
さあさあ ....
期限切れ時間切れごくろうさん
ガラクタの寝床で破裂したヤラしいのを
僕 かっこよく思ってた
無限を散歩して手に入れたアレで
不可解なカスタードつくろうよ
手を伸べなよ。
おさむらいさまは青々とした人を斬りつけた。
内心、人を殺めるのにはいい気がしないものだ。
僕のインタビューにくるくる引っかかった五分後だった。
目をまぁるくしたおさむらいさまは逃げた ....
あかい木漏れ日
なんて。
なんてすばらしい朝なんだ。
ひとこと、ふたこと はしってみる。
髑髏丘。くじら峠。潜望鏡。くじらはなうた。
見開いた闇でまとまりをけす。
....
十分な酸素を吸入しているのに息苦しいときがある。
後頭部や側頭部がずきずき痛む。
目を凝らして見続けていたはずが結局、よそ見しているだけだった。
いやらしい気持ちが何処からか流れ込む。
だ ....
基本的に印字ミスだ。
からくり時計の隙間から、またかげりの無い行為を見ていた。
それが そうなのだ。
何気なく携帯電話を地面に叩きつけた。
推敲もまだできていない。
さよ ....
問題ない 何の問題も無いよ
あさがおの大きなミミを唐突な蹴りで倒して
肋骨の一本一本が 錆びた風に吹かれるのを夢見てる
水着のライン スレスレで見た 鋭利な明日が
〔こう見えて ....
矢も知れぬ ことば儚き憂い月
つぐなってつぐなっていいかもしれぬ
ルビーの空を見上げた先に 彼らが見ている空の先に
酔っ払った思いだけ 方耳に仕舞い込んで浮いていた
ゆれる
夏の歌に浮かれて 突き刺す目を
喜びに似た合図と 悲しみのプール
夏の歌に浮かれて 白い彼方
限りなくブルーの ドライバー いい?
見えるかい? ほんとの
聴こえる? 騒 ....
大きな音に驚いては自分が他人だと気付きました。濃厚な日々のせいにしてまた屋根裏に隠れました。
どうしてこんなにも幸せになれないのだろうか本気で悩んでから すこし眠りました。
どう足掻いても変えられ ....
たつまきや高速バスの排気以前に問題になっていたことが
桟橋のまんなかあたりでモノクロに化した
気泡
次回予告 楽しみだね
マリー
渚
ポートレート
告げた最後が始 ....
何時までも 遮断するそれは重たくて
こうまで眩しいと目を開けていられない
〔しっかりと〕
剥き出しの重力と銀紙のカテゴリ
言葉だけの浮ついたいきもの
揺るがすは「より」「ね?」
〔うっ ....
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