しのぶと暮らしていた時
給料を貰って持って帰ると必ず神棚に給料袋を置いて「ご苦労様でした。」と言う。
それから神棚から下ろして、家計の振り分けをしてくれた。
おじさんのお小遣い、食費、光熱費等々 ....
夜に雪が降る
街頭の灯りの中に暗闇の中からすーと姿を現す雪
手を出すとふわりと手に乗り、スーと消える雪
儚いような命の雪
しかし、無数に降る雪は、消えても消えても又降ってくる
そして、何時か ....
しのぶの夢を見た。
20年前に分かれた女
スーツを着て今でも昔のそのまんま
公園の人ごみの中で目と目が合った。
ジーと視てしまった。
しのぶも見つめていた。
側に寄って両手を広げて見せた。 ....
あー、あー疲れたと思って家に帰れど
「ただいまー」と言う相手もいない
「ただいまー」
「いってきまあーす」
と言って家を出た子供の頃が頭をよぎる

お袋かぁ・・・・・・・。
幾つになって ....
悲しみは、別れの悲しみだけではない
自分に対して悲しくなる
なんと情けない自分の能力、性格
少しづつ人生を思わぬ方に変えてゆく
わかっていても、変えれない性格
情けない気持ちが、悲しみに ....
車の誘導業務をする立ちん坊の夏は、辛い。
制服は、脱ぐ事が出来ない。
持ち場から離れる事も出来ない。
太陽から逃げる手はない。

雲よ、大空の雲
8月の太陽の光をお前の衣で包んでくれな ....
流れ静かな日野川の堤に沈む太陽を丸く小さき背に受けて魚を追いし幼子は
遠き昔の君だった

いつも静かな吉川の闇に響く笛だいこ
こよいは社の祭りとて、若き母をせかせしは、魚を追いし君なのに ....
車の誘導業務をする立ちん坊の夏は、辛い。
制服は、脱ぐ事が出来ない。
持ち場から離れる事も出来ない。
太陽から逃げる手はない。

雲よ、大空の雲
8月の太陽の光をお前の衣で包んでくれないか ....
流れ静かな日野川の堤に沈む太陽を丸く小さき背に受けて魚を追いし幼子は
遠き昔の君だった

いつも静かな吉川の闇に響く笛だいこ
こよいは社の祭りとて、若き母をせかせしは魚を追いし君なのに
今 ....
末っ子、末っ子、末っ子は。甘えん坊さん
甘やかされて育てられ、弱い、軟い精神の持ち主
と人は、言うけれど弱いのでも軟いのでもない。
逆らえない性格、逆らえない性格だから、あきらめも早い。
それ ....
冲克。(10)
タイトル カテゴリ Point 日付
しのぶとの想い出自由詩303/12/18 22:41
自由詩203/12/16 23:04
しのぶ自由詩203/12/16 22:58
「ただいまー」自由詩103/11/7 22:06
「悲しみよ、こんにちは!」散文(批評 ...003/10/4 20:48
立ちん坊と雲散文(批評 ...003/10/4 20:46
花の精散文(批評 ...003/10/4 20:44
立ちん坊と雲自由詩103/9/9 21:01
花の精散文(批評 ...203/8/11 2:02
末っ子自由詩203/8/4 23:48

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