次々に侵入浸透してくる音像、
粘つき交わったり飛び跳ねたり
それぞれが何ともランダムに
形象意味を打ち鳴らし波打ち
意識の内界に絹糸の言葉響かせ
凹み穿っては逃れ去っていく
豪放な震動 ....
光点の移動、鮮やかに残響し
至高の形象、彫塑されていく
青はいよいよ青く
白はいよいよ白く
闇に映えて闇に映えて
響きの交錯と分離は絶え間無く
運動性の中でのみ只在る崇高
肉 ....
いよいよ目が開かなくなってきたな
思考だけが薄暗闇で生動しているな
視覚ルートは切断され
思考プロセスだけ体験され
思考はいよいよわたしのものではなく
思考はいよいよシの言葉に近付い ....
細かい雨が降り続くなか
最寄り駅前のロータリーに着くと
くるくる廻るビニール傘
黄色い小さな長靴履いた
三歳くらいの女の子が
くりくりまぁるい目をキョロキョロさせ立ち止まっていて
通りかけ ....
昼間の熱光、
眼球を突き刺し
神経に塩揉み込み
叫び脈打つコメカミ
何をこれ以上耐える必要がある!
烈火の太陽、
脳髄に爆発し続け
逃走の情欲に顔埋め
爆音ノイズ掻き鳴らす
....
茜の斜光の残像が
余韻響かせ揺れ動く
生きた理念に魂充たされ
この界に現象する未知輝く
眩暈し覚えず跪き
褪せて青澄む天仰ぐ
葉脈の一筋一筋
陽光の留まり点灯し
くっきり浮き出す緑に
生動スル命の循環は止まず
改めて懐かしく
見慣れた細部に
生きる力を貰う
傷みを耐え凝視集中
彷徨う森の静謐な午後
....
このひたすら退屈かつ競争狂気の線形時計時間を切断せよ
垂直に!垂直に!
おまえの魂が未だ、
肉の感覚欲望の屈辱に屈していないのなら
紫陽花はいよいよ青を深め濃くして霊気放ち。
動かない川の水、
淡い陽光に照らされ
タールと銀の陰影混交、
濃密に静止し
対岸の雑木林、
そよとも揺れず
枝絡む円い隙間から、
白い空間 奥まり覗く
凝視されている気配
は
....
海が
光の海が
広がる狭まる
明るみ眩んで
暗まり遠退き
揺らぎ揺らいで
静まる感覚
奥まる意識
秘かな降臨
気づきの一瞬
凝視の継続
....
激痛深夜包む静謐
包む深淵に踏み沈み
朦朧と憧れ昇る境の段、
ハレルヤ飛び降りろ!
溶け消え逝く恍惚迷妄、
抑え抑え意識保ち
内奥の木霊に愛の響き聴く
律動し続ける宇宙に
....
小学生時、
休み時間の校庭で
クラスメート達と遊んでいる最中
ふと空を見上げ
僕は目撃した、
覆い尽くしていた黒雲が割れ
垣間見えた空の青が裂け
一条の燃え響く光の帯
校庭で遊ぶ生 ....
ざくり
ざくり
切り開いていく
ザクリ
ザクリ
切り裂かれていく
沈没しようが
岸に辿り着こうが
時流は静かに流れる
己、凝視スル眼
潮流を読み笛 ....
長坂の
途を巻いて
舞い降りた天使は、
寄せ波引き波に気を合わせ
光の響きを七色の虹に変えて
足早に石灰岩の舞台に水を打ち
消え逝く人々の祈りを聴き取る。
独り独りの限界と可能性、 ....
沈黙の陰影の深みから
浮き彫りになるある形姿は、
外から感覚に訴えかけながら
内から感情を揺さぶるある造形。
流出しながら凝集し
力を超えた力の木霊が、
過剰に常に過剰に反響し
ある ....
街道をふらふら歩き進み歩道沿い、
赤い赤い花の群れ渦
の中に
黒い革靴一つ、落ちている
右片方だけ 色褪せ 皺の寄り
黒い革靴、落ちて在る。
存在の大海原に
今日も冷雨は降り続け
....
割れ目が口を開く
唸りを上げて滴り
蕩けるキャンディー
眉間に皺寄せ叫び悶え
微細な重層亀裂ノイズ
脳髄に充満し滑走し始める
破滅に向かう忘却のグルーヴ
発情する爆発する幻想のケダモノ ....
人は自らの魂の体験を深めれば深めるほど
独りになっていく独り戦慄し痙攣する
繋がりは必要だ繋がりが自らの独りを浮き彫りにする
浮き彫りになった旋律の泡立ち振動こそ個体魂の律動
したら、 ....
絞り出される音叉の連動
魂の浅瀬から鏡に映り
響く残響奥底からの木霊
未知なる既知の郷愁に震え
空洞の底から噴き上げる熱
変わらぬ憧憬を未来から招来し
夜の砂漠を間欠的に舞い吹 ....
胸に空いた穴
は、
いつしか空洞となり
広がり続ける虚ろ。
人には、
決して忘却の底に沈めることのできない記憶
というモノがある。
深い愛情関係の唐突な切断、
無私の意識の ....
わたしはバター
熱いあなたの舌に
乗せられ転がり踊り
少しずつ少しずつ
溶かされトロリ
液状になるの
そしたら、
一人難儀に苦悩する
愛しいあなたも
いつのまにか
蕩け溶け ....
落ちる白い壁、この真夜中
沈黙の充満、物という物
剥き出しに在り
全てが均一に在るという
無機の死の奈落
無言の虚無の生々しい幻の告知
そうして俺はこの胸の広がりゆく空洞を抱え
物質 ....
ターコイズブルーの湖、三つ
ねっとりと動かず
こんもり黒々とした山々の頂きに
ぽっかり ひっそり
横たわり広がり在る
(空は妙に白く透き通り
皮膜の裏光り)
湖は波 ....
もこもこもこもこ
私の中に潜り込むアナタ
もわもわもわもわ
私の中で熱くなるアナタ
私という溶けゆく造形
崩れて朽ちて流れ出し
扉が無くなる境が消える
そうして意識は ....
物という物、在り
在る物の浮き立つ
今宵、荒れ狂った情動吐き出し
沈黙に滲み出す
生と死の境界 消滅し、
時の流れ 秘やかに静止し続ける。
漂い波打つ
波打ち漂う
響きの光の
光の響きの
渦巻き潜る
潜り渦巻く
光の響きの
響きの光の
集まり造る
造り集まる
響きの光の
光の響き ....
何かに包まれているこの感触
背中から気泡の溜まり
次第に全身が温かく
ジワジワと熱く
そう、
背後から背後から
くんにゃりと曲がり溶けながら
流れ込んで来るコレハナ ....
夜の窪みに熱、流し込む
冷える体に脳髄羽交い締めにされ
それでも何とか意識保ち
熱流し込む、夜の窪みに。
(幻の子供たち、
布団の周りを飛び跳ね
私の愛情は何処にも繋がらず
生き ....
青い空、激しく吹く風に森は揺れ
緑に照り輝く光の中を
子供が一人、走り回る
嬌声を上げ一心不乱、
お手上げ顔の母親を中心に
笑顔弾けてグルグルグルグル
生きている歓喜が円を描く
銀の ....
言の音の流星群、
押し寄せて来る押し寄せて来る
それぞれの重力圏から脱却し
自由に宇宙に自由に煌めき
アメーバ状に広がる歪な触手、
力溢れる造形立ち上げては
離散する透明雨滴と流れ
....
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