江ノ島で
潮騒かおる
ラーメンすする
塩焼きの
イワシ食いたし
イワシ無し
諸行無常
是生滅法
生滅滅已
寂滅為楽


宇宙の果てはあるのだろうか
だが
その宇宙の外にも宇宙があると感じている
そしてまた宇宙がある

閉じていながら
解放されていた ....
金魚や錦鯉を食べるわけにはいかない
ぼくは原始の世界にゆくわけにはなれないのだ
ゆらゆらと泳ぐ世界を観ているだけで
手を下す事を知らない

なんやかんやと食べているのに
金魚や錦鯉は除 ....
ジリジリと時が過ぎてゆく
届かない荷物を待っている
何かが邪魔している時間
絶えられない焦りとせめぎあいの中で
インターフォンが鳴るのを待っている
来るのか来ないのか
ぎりぎりの時間だ ....
潮の薫りを聴かせてよ
潮のうなりを聴かせてよ
静かなさざ波を聴かせてよ

満月の彼方に眠る夜光貝
貴女は夜の女神だから
ぼくたちの記憶を呼び覚ませてください
ぼくたちの願いを叶えてく ....
うなる街角で深夜のラーメンを啜りながら
ふと
記憶の底を探り
ほんの少し涙流れた
混沌のなかに沈んでゆくのは何故だろう
俺は何処から来て
何処へ往くのだろう

ほんの少しだけしょっ ....
サワラ     甘やかなピアノのメロディ
赤貝      血潮の香り鼻を刺す
はた      深く広がるハーモニー
つぶ貝     彼方を噛みしめる
えんがわ    脳内麻薬
シンコ   ....
蕎麦すする
朝に眠る癖は治らない
ふきさぶる情熱の熱は鋼の空にゆく
白煙けむるえんとつがそそり立つ
このぼくはその塔に挑む
鼻を刺すその気体

ぼくは水の世界に生きているのだけれど
摩訶不思議
みどりの螺旋をみていた夏の真昼がすぎてゆく

これからは静かに
密やかになくなってゆく

      寂しい

ヒグラシもすでに鳴きやみました

あの夏のヒマワリとダリア
入道 ....
墨が流れた
闇路のしとね
花埋み
君のブロンドと静かな
青い瞳に魅入られた
白い服に包まれたその秘密
ぼくはきみにパバーヌを送る
酔い酔いて
ただひとり
街を往く

雨止まぬ
街路樹
そのみどり

わが願い
女に生まれ
紅をひく

柔肌に
染めたる想い
血潮いろ


虫の音の
絶えたる夜道 ....
なぜ今夜も
まだきみは此処にいるのだろう
あの街から去った時から
どれだけの月と太陽がすぎていったのか
きみは知っているの

きみはきっと忘れている
ぼくがどんなどんなヤツか
どん ....
心と頭脳と身体を駆使して
バッハを聴け
底に何が密んでいるのだろう

構造物と繊細と巨大な挑戦の鬩ぎ合いのさなかに
かいま見た天国と地獄

彼はその指先と耳の神経を旋律のなかにあるものを ....
かたなしと
いわれる時に
なみだする
ただわれひとり
青空あおぐ
草枕
闇路ただよい
逝きつくは
墨の流れる
川辺なるかも
あなたのピアノは氷のように
わたしの胸を貫くの
どんなに謝っても
膝まづいても
許してはくれない
わかっているのに
立ち去れないわたし
そろそろ
滲む街の灯りがわたしを冷たく包む時間が ....
銀の鈴
しゃらりしゃらりと
花魁道中
あくがれの君に
男騒めく
板わさを
肴にしては
蕎麦啜る
今を感謝の
想い出にのせる
夏過ぎて
名残の風は
漂泊の
想いで刻む
たむけ花

荼毘に付したる
骸には
五色に浮かぶ
懸想文

てのひらほどく
文様も
水底沈む
龍鱗に
染むる誓いと
思し召 ....
天国と地獄の門は開かれた

今と未来の狭間に漂う中に突き付けられた

そのナイフ

鋭く胸を抉るのは

君にだけ
与えられた手法であり
思想であった
僕はあの日のように
ひとしずくの水に戻った
水の精に魅了されたピア二ストは健在だった
瀧のごとく
怒涛のごとく
自由に偏在し
現れては消える
彼の日は今に
今は彼の日に
打ち寄 ....
曼珠沙華
いまなき人の
魂を
華に映して
涙ひとすじ
帯を解き
ちがう男の
うでのなか
かぼそい声で
わたし乱れる
鏡みて
紅ひくしぐさ
垣間見る
震える小指
裏切りの色
静か雨
空を眺めて
肩を抱く
往ってしまった
君の涙か
今日も一日が消えてゆく 何時も山裾を眺める君のこと
忘れるはずもない
約束だけが残っている
いつかまた逢おう
人として生まれ輪廻は続く
約束だよ
ラフロイグを呑みながら一緒に語ろう
些細な日々のことでもいい ....
レタス(1128)
タイトル カテゴリ Point 日付
磯にて俳句015/10/2 20:28
久々に俳句015/10/2 20:00
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宅急便自由詩415/9/30 22:02
ラ・ルーナ自由詩115/9/29 22:56
自由詩115/9/29 19:35
寿司自由詩515/9/28 18:32
痩せてはいても俳句115/9/27 5:52
仕事遊び自由詩115/9/27 3:07
時計自由詩315/9/27 2:13
春死なん俳句115/9/27 1:22
ラ・コンテス自由詩015/9/27 1:11
闇謡俳句0*15/9/26 3:28
はつ恋自由詩015/9/26 1:01
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青雲志短歌015/9/25 22:20
旅路短歌015/9/25 21:44
夜の街角自由詩215/9/22 22:40
吉原幻想短歌115/9/21 21:08
もりそば短歌2*15/9/20 23:02
白蓮自由詩2*15/9/20 21:47
トッカータとフーガ自由詩415/9/20 21:24
水守自由詩315/9/20 21:16
散華短歌315/9/19 3:37
短歌115/9/19 3:29
紅蓮短歌115/9/19 3:13
秋雨短歌115/9/17 23:10
_俳句115/9/16 20:10
夕映え自由詩1*15/9/15 22:59

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