財布を眺め
躊躇する
最近の鰻重は
札束を散らしたようで

食指がどうにも動かない
想像の中では美味いはずなのに
ぼくはただ口を閉ざす

それでも妻はネットを舐め回し
美味そうな店 ....
あまりにも透明なソーダ水は
一体何処へ行けばよいのだろう
透明なコップの中ではしゃぎながら
君たちは好きな歌を歌っていた
少し口に含めたなら
君はイタリアのオペラを歌ってくれた

アマポ ....
入院は今週も木曜日
になるまで自宅でゆるゆるしよう

精神病院には其処に住民票が有る人が多いから
三年経った今も顔見知りは居るだろう
三階は重度のジャングルらしいけれど
ぼくは1階で済む
 ....
タナゴ竿
繊細な竹を購い
削りゆく
絹糸を巻き
赤漆塗る

すんなりと
空を突く
ヤマベ釣る竿
最後の仕上げは
黒漆塗り

癖のある
ハゼ竿の竹
布袋竹
どう削るのか
 ....
旧友は甲府に住んでいた
東京小平市に転勤だそうだ

昨年末に来年早々引っ越しをすると
彼は車を運転出来ないのでレンタカーで引っ越しを頼まれた
年末はまだ食事がかろうじてできたので快諾をした
 ....
菜の花と
桜の名所は権現堂
秋は彼岸花
花見弁当の楽しみ
初めて行ってみよう
出来れば皆さまにも
お勧めします

そこは埼玉の幸手市
三年前にどうにも眠れなくて
三か月半の入院をした

そして今度はどうにも食べられなくなって
また入院する

そこはさまざまな動物が生息しているジャングルだが
静謐な時間が過ぎる場所
い ....
夕去りて
静かに静かな
時を過ごすいま
妻と語らう
幸を味わう

夜も更けて
紫煙をくゆらす
ひと時に
過去を眺めて
明日を語らう

それぞれの
生きざま想い
歌ながめ
 ....
忙しいほど自分の価値をみつけられる

うつ病の原因は暇な管理職

拒食症なぜかおでんのコンニャク食べる

九重に守られ眠りつく

明日はまた生きているだろう

今夜もきっと夢をみる ....
人は生まれて死んでゆく
あたりまえといえば
なるほど あたりまえ

太陽が昇れば起きて
陽が沈めば眠りにつく
ただ、そこに記憶があるだけで

生死もあまり変わらないのだろうと思う

 ....
摂食障害叩きにゆく

天から与えらえた休日読書する

肉が駄目魚が駄目で米もだめ

食べることの出来ない透明感

サラダも果物も駄目

スープさえ吐いてしまう地獄
千丈の真白い蓬髪を髭を靡かせ
岩塔に立つ
眼差しは虚空を刺し
何かをさがす
碧い瞳は一点を捕らえ
杖を突き
衣を翼に変え
邪悪な濁りを追求する

捕らえた濁りを
雷とともに緑の珠に ....
吹く風に煽られながら
夕方の街を彷徨い
適当な蕎麦屋をさがす

ほんのりと鰹出汁の香りと
欲をいえば更科であると良い

うす曇りの月見はぼくに頬笑み
ゆっくりと

そう ゆっくりと ....
温かく肩を抱くモツ煮込み

コンニャクに香る柚の味噌

カワハギの肝和えフグに勝りぬ

キツネうどん大阪に帰りたい

天六の怪しき商店街

千日前のどぶ泥の怪しい珈琲
ぼくは妻と子を捨て
近くの森の広場へ行った
山積みの廃棄物の一点に
赤く点滅するボタンスイッチが誘う

押してしまえばこの世が終わる
震えた指が誘われ
想い出が身体を駆け巡る

どう ....
蝙蝠の化身である彼は
愛を彷徨い暮れなずむ空を彷徨った
恋に疲れた女を探しては
唇を求め
彼は女の舌を溶かし
タンゴを踊り
優しく抱き締める

彼は刹那に鋭く細い牙で
女の首筋に刃を ....
背徳の烙印を額に捺された巡礼者の列は
埃にまみれた長い路を促され
静かに歩みを進める
誰も言葉を発する者は無く
無言で己の魂と静かに語っていた

遠くに霞む溶鉱炉のサイレンだけが静寂を乱し ....
洞窟に葬られたネアンデルタール人の傍らに
辰砂と花が手向けられていた
彼はその末裔が途絶える事を識り
強靭な身体で
ホモサピエンスを捕らえては
交配を繰り返し
己のDNAを残そうとした
 ....
抹茶溶く
人差し指が
絡みつき
今朝の茶事は
失敗に終わる
渓に入り二尺の岩魚とにらめっこ

アオウオ釣りに江戸川眺める

12月石鯛リールを10個買い春に備える

幻のイトウを狙い夏の算段をする

クエ釣りのタックル備え体力温存

巨鯉の ....
90㎝×45㎝の水槽を購入した
熱帯魚はぼくには眩しすぎるので諦めて
タナゴか金魚を飼うことにした
本当は岩魚や山女魚を飼いたいのだが
餌の調達や夏場の温度管理などがややこしい

金魚なら ....
幼い頃には特別な場所が在った
古い石橋のたもとだとか
椿の大樹の根元だとか
石垣のちょっとした隙間など

ぼくはそんな処に
緑色や赤や青い水晶の欠片など綺麗な石を
お供え物のように隠した ....
最近はみな粘土の感触

何処か侵食されているのか

蕎麦と餡かけだけが舌を優しく包む

大晦日から何も食べなくなり眩暈する

処方箋何を飲んでも効きはしない
刹那に大宝塔は天を突き
おんおんと唸り初めた
散りばめられた宝玉が
瞳を圧倒する
金色の眩しさに
怖れをを成し
言葉を失い
胸に呪文を唱える

これは人々が入る墓なのか
転生へと導 ....
彼は汗を拭い
仮面を剥いだ
分裂した素行
せめぎ合う顔
人々の喝采に
にやりと笑い
幕に隠れ往く
汗を拭いては
明日の夢みて
衣装を変える
忙しいことだ
顔を出す事の
わずらわ ....
今も誰かがコンピュータを使い
円周率を計算させている
果てしないことを解っているはずなのに

金をかけて
時間をかけて
果てもなくやらせている

真球などは存在しないのに
理由を言い ....
青い咳は止むことも無く

体温計は上昇するばかり

吐き気とおう吐に力失う

おせちを食えず涙を流す

妻は中トロぼくはビタミンを飲むばかり

餅食えず最低の正月迎えた

ドロ ....
明日はカレーうどんを食べて風邪を吹き飛ばす

でもね 鳥から蕎麦に生たまごも捨てがたい

吉野家のスタミナに呪文を唱える夜

家系のラーメンにニンニクとタマネギ入れて

電話をしても誰 ....
いまさら歎くことはできない
この世に生をうけたなら
決して涙を流すなよ

どんなに苦しくても
決して涙を流してはならない

どこまでも
どこまでも

歩き続けて頬笑みを絶やさず
 ....
新しいメニュウを編み出した
豚バラを賽の目に刻み
ニンニクと生姜をすり込み
唐辛子をまぶし
醤油と酒で煮込み
白髪ねぎを散らし飯にぶっかける

これで風邪なんか一発で退散するはずだ
レタス(1128)
タイトル カテゴリ Point 日付
鰻重自由詩116/1/13 1:20
消えゆくものへ自由詩316/1/13 0:56
暖冬自由詩416/1/12 1:01
和竿短歌016/1/12 0:09
引っ越し自由詩016/1/11 23:37
春を待つ自由詩0*16/1/11 22:01
ハートランド自由詩816/1/10 14:23
夜空短歌316/1/8 23:14
徒然俳句116/1/8 22:56
そして…自由詩7*16/1/8 22:06
拒食俳句0*16/1/8 20:46
李仙自由詩3*16/1/8 20:28
月夜を求め自由詩016/1/8 19:45
大阪俳句216/1/6 23:43
輪廻の中で自由詩216/1/6 23:10
ドラキュラ自由詩216/1/6 22:27
異端自由詩216/1/6 17:56
洞窟にて自由詩216/1/5 22:38
指がつる短歌116/1/5 18:39
巨大魚妄想俳句116/1/5 18:16
迷い自由詩216/1/5 17:49
特別な場所自由詩716/1/5 17:15
味覚障害俳句216/1/4 22:01
初夢自由詩316/1/4 21:44
俳優自由詩216/1/4 0:44
数字に魅了された者自由詩016/1/4 0:21
風邪俳句1*16/1/3 0:05
明日治りますように俳句116/1/2 23:20
凛と自由詩216/1/2 23:05
何とかせねば自由詩016/1/2 21:45

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