犬神の作り方というのは実に簡単である。
首だけが地表に出るように、生きた犬を地面に埋める。犬の目の前に食べ物を置くが、決して食べさせずに飢えさせる。その際、私は別の犬の肉を用いる─蟲毒の応用であ ....
『恋空』とは多分こんな話なのだと思う。
おそらく、時は西暦20XX年、世界は核の炎に包まれたのだと思う。文明は崩壊し、モヒカン刈りの悪漢達が暴虐の限りを尽く無法の世界となっているのだと思う。 ....
蝉の羽の剥げ落ちる夕暮れなのでしょうか 今日のような日は
ぬるい空気に溺れるように わたしはただ息をするのです
ハチドリたちの季節、タービンは回る、小さな声で歌うように
頭上の日輪のように、熱死しながら、糸を紡ぐ、それは機械
赤い石楠花は大輪のままに、「儚げな」見せかけで、花弁を散らし
ただ地面に積も ....
ジュークボックスの中で孵化するもの─その、うた、ごえ─嘔吐するように、うたうもの
長く暗い咽喉を抜けて、口腔で打ち砕かれた、骨片を、ひとつづつ吐き出して
卜占は踊る─お嬢さん、一曲いかがですか ....
文学の季節は終わり、ハコダテはまだ冬ですよ、母さん。
ロシアの兵隊が攻めてきて、ユウバリはすっかり焼け野原のようです。
マクハリではありません、ユウバリです。
この様子ならば、ハコダテも二、 ....
鉄とワイン、その祝祭日
バースデイに鉄
青カビと赤サビを表皮から、刮ぐ、ステンレスの刃
チキン、そして鉄串、そして火、回転する肉
火にくるまれるニワトリ、の首、チキン
刎ねられた首、 ....
十月 旅人はあるく 十月の道を
森の中 暗がりに残る九月の音に
震える足を抱えながら 旅人は歩く
凍える月は蛇の背に 虫が奏でるのは独房の歌
背を打つ風は亡者の息吹 流すべき血もす ....
「彼女たちはかつて、この国で最も高貴で尊敬される身分の女性でした。大きな声では言えませんが、皇統に連なる方々なのです。ですが、洗練だとか高貴さだとか、それによってもたらされる尊敬だとか、そういうも ....
あした、海へ往く日、
その日、白く凪ぐ日、
それは前に進む、
足の下に水、上に水、
昼とともに夜は来る、
そのような明け、
見えるものすべてに眩む、日、
波は還らずに、往く、
....
ぼくは詩を書く
第一行目を書く
太陰文月七日
闇に棲む女の肌を鞭打つたましい
こんにちわ
こんにちわ
炎の船の喜劇的な電源
血だまりへの落雷だ ....
{引用=
「鼠の小説には優れた点が二つある。まずセックスシーンの無いことと、それから一人も人が死なないことだ。放って置いても人は死ぬし、女と寝る。そういうものだ」
(村上春樹『風の歌を聴け』より ....
イタリア語/スペイン語共同生産は、いわゆる核プラント状態で人工肛門からのチョコレート・オートミール漏れを報告するための地方記事駅で始まった。ハーゲンダッツ教授は、漏れを調査するために彼のチームと出 ....
アドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler、俳優、1989年4月20日 - 1945年4月30日)
1889年4月20日、ドイツとの国境近くに在るオーストリアの小さな町ブラウナウで税関吏ア ....
婦人たちが墓を見ると、墓石が墓穴の脇に転がしてあった。彼女たちが更に進み、深く掘られた墓穴の中に足を踏み入れると、冷たく湿る土の上に彼女たちが予想していたものはなかった。つまり、彼女たちはそこにイ ....
マルコ・ポーロは例の書物の中で、南方に産する果実の一つとして「楽園リンゴ」という名前を挙げている。これは当然ながら「創世記」のエデンの園のイメージを南方に重ね合わせた楽園幻想の産物であるが、「創世 ....
さようなら夜、わたしはもう眠らない
白い日に塗り潰された日は白く
明ける前に水を飲む
陶の水差し、口を濡らし
ただ横になる、日
「キュクロプスよ、おぬしはわたしの名を知りたいというのだな。では名を言おう。わたしの名は「ホメロス」という。わたしの後にくるものは皆、わたしのことを「ホメロス」と呼び慣わしているのだ」。
....
「バールのようなもの」とはなんなのであろうか。それは「バース」ではなく、「バーツ」でもないし、「バール」では絶対に有り得ない。それはバール「のようなもの」なのであるから。「バールのようなものでこじ ....
ブッシュ大統領:
「みんなをハッピーに」「解放者でありたい」
「僕はおせっかい野郎なんですよ。自分一人がニコニコしているのはいや。みんなをハッピーにしたい」。
イラクの占領を進めている ....
ヤーウザ川の岸辺、マルボロの吸い殻を靴底で踏み消しながらペテロ=内蔵助(二人一役)は呟く。
「おのおのがた討ち入りでござる・・・この台詞でいいのか? 果たして私はこの台詞を口にするのか」
ペテ ....
ガランドゥスはエイレナイオスの『異端反駁論』(本来は『いわゆるグノーシスと呼ばれるものに対する論駁』)によってその名を知られるのみで、その実像は分かっていないが、おそらくは150年頃の小アジア ....
スプーン一杯の蜂蜜を注がれた耳は内側に発芽する
そうやって きみは女王なんかじゃない と羽音のように囁くのだ
左脚だけで歩く纏足のきみは
琥珀詰めの鱗翅をポケットに閉じこめ
鎖骨に ....
「君が何を食べているか言いたまえ。君がどんな人間か当てて見せよう」
当然ながら引用だ。それも手垢どころか足の垢さえもこびりついているほどに飽き飽きした。足の垢がこびりついているということは、それ ....
a loop is a loop is a loop is a loop is a loop is a loop is a loop is .............
<和訳>
わはわはわはわ ....
白いポンティアックのバンパーがねじまがり、ボンネットに飛ぶ鳥の愛称はスポッティ、可愛い名前でしょ、挽肉は力を入れて強くこねます、潰れた卵が二個、パン粉は少なめに、刻んだタマネギを軽く炒め、臭い消し ....
風変わりねと、きみが手折る果物は、きみの父親だ
父の時代は終わったのよと、きみは柘榴の汁を啜る
濡れている足は響かずに沈む
ただ長雨が叩く水面の下
黒衣を纏う葬列は
禁欲者の残骸を掻き集め
漆喰の壁に塗り込める
墓碑銘もなく
知らぬ人が緋文字を記す
生の環の外周で
水 ....
最近、ハンリュウという言葉をよく耳にするが、実は今ひとつよく分かっていなかった。
それが韓国の芸能人についてのブームであることまでは辛うじて分かっているのだが、その中身となると全くおぼろげなもの ....
http://ya.sakura.ne.jp/~otsukimi/
「イケメン皆殺しをはかるブサイキングボスのホームページ」
ここの日記は女性にこそ読んでほしいもの。
あとは自称フェミニスト ....
がらんどう
(47)
タイトル
カテゴリ
Point
日付
犬神の作り方
散文(批評 ...
3
08/6/12 18:31
印象の『恋空』
散文(批評 ...
3
07/11/26 17:01
無題
自由詩
4
07/9/10 15:59
ハチドリたちの季節
自由詩
5
07/6/8 14:41
ジュークボックスの中で孵化するもの
自由詩
1
07/3/16 13:48
石川啄木、レニングラードに死す
散文(批評 ...
2
07/3/5 14:25
鉄とワインと穴だらけのチーズ
自由詩
1
07/1/20 20:08
十月、旅人はあるく
自由詩
1
06/10/10 15:14
彼女たちは野へ
散文(批評 ...
0
06/7/26 13:48
海へ往く日
自由詩
3
06/7/24 11:30
ダイジェスト吉増剛造
自由詩
4
05/10/31 14:24
セカチューのリアル<村上春樹/セカチュー/となり町戦争>とラ ...
散文(批評 ...
5+
05/10/15 15:28
「悪夢都市」改め「今日のかんたんレシピ 薄切りゾンビのチョコ ...
散文(批評 ...
0
05/9/19 15:49
アドルフ・ヒトラー全仕事
散文(批評 ...
7+
05/8/23 22:21
カルパチアからエマオまで
散文(批評 ...
1
05/8/12 0:13
「天使喰らい」の可能性について
散文(批評 ...
3
05/8/12 0:11
小さきものの死
自由詩
0
05/5/25 23:41
ホメロスについての2,3のことがら
散文(批評 ...
0*
05/4/29 18:34
バールのようなもの
散文(批評 ...
2*
05/4/28 15:29
みんなハッピー
散文(批評 ...
1
05/3/20 12:07
アルス・コンビナトリア 追加シーン
散文(批評 ...
0*
05/3/14 0:29
異端者ガランドゥスの思想について
散文(批評 ...
1
05/2/21 12:04
ハニービー
自由詩
0
05/2/16 16:22
私小説
散文(批評 ...
1
05/2/12 0:53
るーぷ
未詩・独白
1
05/2/8 13:32
「生きるに値しない生命の根絶の許可」もしくは「美味しいハンバ ...
自由詩
3
05/1/24 17:00
hangedman
自由詩
1
05/1/22 11:30
水の葬列
自由詩
2
05/1/14 2:45
ハンリュウについて知ることの全て
散文(批評 ...
2*
04/12/23 15:58
しろはた
おすすめリ ...
1
04/12/17 18:47
1
2
0.4sec.