秋の蝶どこからか来てどこかへと

砂時計落ち切りて午後{ルビ酔芙蓉=すいふよう}

蟬の殻この世の何にしがみつく

宿題の夜長消しゴム転がす子

得た夢と失った夢蟬の殻

始ま ....
秋蝶の影を失ふ小花かな

ほやほやと優しき言葉ふかし{ルビ藷=いも}

鍋の中小さな{ルビ喧嘩=けんか}芋と芋

三日月に負けずバナナの曲がり方

きっと地球見てる人ゐて天の川
 ....
朝顔や手の届かざる空の紺

コスモスは風に倒され起こされて

{ルビ身体=からだ}より影長くして{ルビ飛蝗=ばつた}とぶ

かぼちゃ煮る母ゐる今を大切に

虫の音は心安らぐおまじなひ
 ....
夕暮れや紅葉を冷やす雲の影

流れ星窓に腰かけハーモニカ

色めくは雲のみならず秋夕焼

朝顔に歩み緩めて二歩三歩

朝顔や隣にまはす回覧板

登りきりそよ風のさき初紅葉

彫 ....
色紅葉色付けばもう散りいそぐ

木の実落ち団栗らしき音色かな

手水にて紅葉も色も掬ひけり

吸ひ物に小舟のごとく柚子浮かぶ

アホしてた青春遠く青蜜柑

失恋しずっとレモンを見て ....
風香り木犀と知る曲り角

木犀の香る風折りポケットに

夕刊のあとに夕焼け赤とんぼ

空蟬に{ルビ未=いま}だ命の気配あり

木犀の香り初恋思ひ出す

ぴくりともせず蓑虫はお留守か ....
 心の地図にのってない場所へ
  出掛けてくると君は言う

         ──UA





手紙書くきれいな気持ち小鳥来る

秋風を連れ去るもまた秋の風

鳥渡り{ルビ ....
 描き出すもの
  愛も欲望も全部絡まっていて

         ──Grapevine






赤とんぼ夕陽と共に籠に入れ

虫の音やそのお姿は置いといて

名を知 ....
 頭で解って
  心で解らなくなって

       ──Grapevine




見つめれば瞳の色淋し草の花

柿剥くや皿にオレンジ色の舟

はぐれたる羽音がひとつ曼珠沙華 ....
 何回だって言うよ 世界は美しいよ
   君がそれを諦めないからだよ

          ──羊文学



変はりゆくその柿の木も遊ぶ子も 🍅

移りゆく柿の木もまた遊ぶ子も 🍅
 ....
 正解は今僕が変えてみせるから

         ──羊文学




夏祭り夢見て帰るおんぶかな 🏇

油断して気付けば大人ソーダ水 🧋

裕次郎部下もいろんなサングラス 🕶️ ....
ほろほろと

独り飲む酒

肩を抱く
  (俳句八句)


風鈴もカタカタと鳴る風強し


ひとり寝の布団の朝に泣くな蝉


初盆の生々しさにわが身抱く


スイレンの花に牡蠣殻落とす罪


夕涼みし ....
もう駄目だ

レッドカードは

は手のひらに
元気だよ 琥珀のみほし 歌うたう

もういいよ たくさんもらい 生きてゆく

隠された きみへの想い かきいだく

想いでは あまくせつなく さわやかに

わかれ花 胸にいちりん 刺し ....
蝉しぐれ

サリサリと飲む

かき氷
梅雨晴れ間 産声あげる 我が詩集 暑すぎて歩きながら夢見るて 釣り師から

坊主になって

しょげかえる
渓を夢みて酒をのむ ひとりゆく

そらの青さに

溶けてゆく
酔い酔いて

独り旅ゆく

我が身かな
宵闇に独りでそっと酒を飲む 何時か底まで酌み交わそう     春風やわーくきやつぷをかぶりおり



    ふわりわーくきやつぷ水の上春の上
働いた手のひらをそっと見る

森を彷徨いうずくまる

{ルビ闇路=やみじ}の{ルビ褥=しとね}{ルビ花埋=はなうず}み
半地下の車庫 ゆらめくビニール紐

秘伝のたれを足していますと口が

次のバスターミナルまで追いかける

この裏はアパホテルがあるはずの

のぼりが立っているのに風がない

畳がさ ....
季語がわからないまま書いたから、
俳句とはホントは
よんじゃ駄目だというような話もあるなかで。
自由俳句ってあるもん、とか
自由律俳句をなんでも俳句になると
勘違いしているから、
 ....
似た墓ならぶ春を歩く

煙の匂いでも空の匂いでもない墓のにおいだ

いないことの目立つ季節風吹く

水が光の真似をする無邪気さよ

迷うこともできない遅春

倫理とは自己犠牲のこと ....
もういいよ

ぼくはひとりで

大丈夫
俳句
タイトル 投稿者 Point 日付
途中下車の日々に森田拓也9*24/10/13 5:15
ありがとうエブリデイ9*24/10/12 5:40
幻燈機のなかで9+*24/10/11 11:45
ピーマンの部屋8*24/10/9 21:32
れもんれもん7*24/10/8 5:28
風を折る9*24/10/6 15:09
言ノ葉の彼方へ7*24/10/4 11:20
おじいさんになっても14*24/10/2 2:44
いつか終わりのストーリー6*24/9/30 0:35
きみが天使であった頃3*24/9/28 5:57
お言葉ではございますが7*24/9/24 19:03
レタス7*24/9/16 23:00
驚いた、アジサイ忌って、ホントにあるんだ秋葉竹224/9/10 20:41
退場レタス3*24/9/10 13:05
きみに2*24/8/7 1:12
真夏日2*24/8/3 19:13
産声服部 剛224/8/1 0:23
暑すぎて歩きながら夢見るて奥畑 梨奈枝124/7/31 18:10
今日レタス4*24/7/29 16:29
明日5*24/7/28 18:17
旅路4*24/7/27 1:07
別離5*24/7/16 22:06
今宵は3*24/5/31 23:15
友へ5*24/5/24 2:07
わーくきやつぷ 湯 煙3*24/3/29 22:56
破調レタス3*24/3/19 1:03
スカイツリー春日線香324/3/13 8:32
ホワイトデー寒波?秋葉竹124/3/12 22:29
春浅しかち024/3/1 21:19
きみにレタス3*24/2/17 1:06

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【俳句】季語を含む17音律「5.7.5」の俳句と、その形式を崩した自由律俳句、無季俳句などの俳句作品のみ受け付けます。俳句批評は散文のカテゴリへ。
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