静謐の夜を穿つ
透明な明滅、
哀しみ苦の在る処を示し
沸き立ち 立ち消え 沸き立ち
無 ....
黒いスニーカーに 赤い爪を隠して
きみの隣で揺られてる 私鉄 日曜午後八時
窓に映る顔が白く ....
ふたが空いてしまう。
でも、鍵はしていなかった
おもたいふたでもなかったし、
あかない理由 ....
すべてのことに意味があるんじゃなくて
すべてのことは意味になるんだ
と
冬空の秋
....
無限の残響、無限のザワメキ、無限の打刻
うっすらおおいかがやきひろがり
どこまでも ....
コン ト ロール ケーキ ケン スギル アイツは、ロッカー
夕べの森に雨が降る
時の分節を知らぬまま
ひたすらひたすら
雨が降る
濡れゆく樹木の
....
焼き鳥屋良い匂いさせついてくる財布の紐が緩み始めた
料理自慢お爺さんは料理人斬新でアイデア満載 ....
過剰適応、と彼はつぶやいた。
なんども組み換えされる細くて長い指を眺めている。
そんなこといわな ....
海上花火が鏡のような内浦に映えると
あいちゃんは漁港へと走り出す
地べたに残された線香花火 ....
どこからともなく
黒い帽子、
黒いコートの
陰謀論者がやってくる
はじめ電信柱の影にいた ....
寒さが冬のにおいを連れてやってきていた
葉はそれぞれに、その存在を主張することもなく
いたず ....
恋してる渦中にいるの今はもう焦がれてしまい灰になりそう
しのぶ恋甘く柔くて健気でもあってなによ ....
燃えてゆく嗚呼茜空わたしにも熱い愛情誰か下さい
しばらくはこうしていたいこの胸の鼓動聴きつつう ....
やはり才能を磨くのはホームでうたうた派だとは思う。ただ、うたうたしていたら電車に乗り遅れてしまうので ....
消えてしまったドライブイン
国道を走っていればかならず目にとまっていた
大型ト ....
なんだか気分が晴れない日や
落ち込む日があってもいいのさ
そんな時は
その、息のできない苦 ....
Mmmmm.
Whip!
Mmmmm.
Whip!
子よ、
....
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