鮮やかな意識の朝に 秋アキ高々と 空一色に青 鳴り響き
私はうたおう哀しみどものわけ捜す
酒にもひとへもいかぬ哀しみをこらえる
おとなりのピアノ ....
落葉の 紅葉一枚 二枚三枚 探している秋
白樺の 葉の数だけが なんとなく いつか見 ....
薄ら陽を
追いつつ鉢を離れ得ず
小さき金魚の褪せし思いして
胸の底 ....
薄紅葉家の庭にもあったっけな
惚けてはうつつに帰る秋の昼
母の味欠けていたのは椎茸や
....
雨を
置き忘れた
夕べ、
裏庭に回り
ぬらり
滑る
陽の光、
黄金に渦巻き ....
蒙昧なお前を吐いて俺となり、
俺はお前のたましいを喰らう
inkweaver
....
雲は消えると
雲の墓場に行くんだよ
とあなたは冗談を言うのですが
本当に墓場はあるんだ ....
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