「料理を教えてやる」
「いつか二十人分を作ることになったときのために」
「まず、オイルで大蒜を炒 ....
堕ちるのを観てる、
進むのを感じる、
我々は常に 途上の人
夕立に駆け出す少女透き通る
白い羽少女の背中に映る夢
薔薇を摘む少女の指に血が滲む
....
陽だまりに浸って
あたたかさを求める
心地よい風が吹き抜け
鮮やかな光が世界を照ら ....
細い糸が私たちを縛り付ける
無慈悲に引っ張られるたびに
痛みが増していく
心臓の鼓 ....
あのトマトジュースが飲みたいわ!
それは缶やペットボトルで売っていない
ある喫茶店で飲 ....
暗い空と灰色の空気が私を包む
目的を見失った惨めな人々が徘徊する
希望のない日々が続き、 ....
透明な結晶が舞う冬の夜
孤独の部屋に死臭漂う
狼の鋭利な牙に裂かれても
血を舐めながら闇夜 ....
荒涼とした
この地に独り立ち
おまえの仄白い足を洗う
地獄にも似た静寂が辺りを覆い
暴威 ....
しゃべる腹骨の
茶会に出席する
縛られた客席に
爪を立ててなくねこ
底に落ちた白濁の ....
水滴、溜まりに輪を描く
今日は雨降り
里の童たち、
押し入れの秘密基地で
遥か遠い夢をみる
....
生きている
生きている
僕も彼女も彼も
生きている
生きている
犬も猫も山羊も
みんなみ ....
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