六月十九日 月曜
天氣 晴
起床 五時二〇分
就床 十時五〇分
体操の代りに数學があり ....
涼風
風鈴
金魚鉢
地獄のような山
吹けるマグマは三拍子
地に落ちて血に変わる
たどり着く列車は
溶けかけの人々 ....
戦争と平和
トルストイを読む
「戦争と平和」に
挑むこと
....
じいちゃんたちは
あきらめない
たとえ認知症だといわれても
車の運転をあきらめない
じいちゃ ....
緑の枝葉がやすらっている
熱風に揺らぎ艶々と
太陽は宙空で爆発を繰り返し
燦々と大地に光を注い ....
季節は夏から秋へと移り変わろうとしていた。
盗賊ヨランは今、旅の途上にある。
目指しているのは、 ....
「なんだと? お前は虹の魔法石を盗めるというのか?」
リグナロスは気色ばんだ。それに対して、ヨラン ....
感電間近だ もう少しなんだ 送電塔から あの娘の家まで
たゆたゆしていた ケーブルたちも 近くで見 ....
財務官僚は国を亡ばす死神
新自由主義者は弱者を食い物にしようとする鬼
緊縮財政派は与 ....
ギターは弾くもので
集めるものではなかったはずが
リサイクルショップと
ネットオークションで
....
○
卵を焼く、
パンを焼く、
炒飯を炒める、
返す、振る、混ぜる、
油 ....
だめな
時は
自然に
任せます
宇宙に乗った気で
仕方ない
と観念する
色 ....
窓際にいて
日差しが区切れていく
とどめられた 文章
なにか 約束のようなもの ....
○「川の流れのように」
川の流れのように
低いほうへ低いほうへ
流れていこう
やがて大きな海 ....
ばあちゃんたちは
生きていく生きていく
長生きは楽じゃない!もう死にたい!といいながら
生きて ....
やさしい笑顔を
待ち望んでいる
ちいさなとてもちいさなともしび
として
すこしで ....
どんなことにも耐えられる力があるじゃないか!
と言っていた僕の心は
一回の入院で折れました
....
何ごとも無かったように時を経て
地層の上でウニ覚醒し
ノーアウト満塁のチャンスで
バッターがフライを打ち上げた
あーなんで打ち上げちゃうかな
ちょっ ....
逸脱した想像力でかろうじていきているのかもしれない
人生にはときどき小さな推敲が必要なのか ....
初恋
惑乱
霧散
なんだか眠れない
眠りたいのに
寝付けない
寝付けないと言うか
眠りにつきたくない
気持ち ....
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