その濡れ羽鴉が影一枚 羽織った面妖のピエロを炙り出す
柊の夜。大口を開けグロテスクな無垢な施しを与 ....
殴ったり撫でたりできない位置にまで離れてようやく対話ができる
錆びた薔薇の手摺りから
想いの順に消えていく
これまでの人生よりもずっと
優しい灯火
....
老いた心よりもからだよ軋むな
パンを食べられる幸せアントワネット様
美味しいバタ ....
菊の花が散り、黒いスリッパの上に落ちる
どれほどたくさんの罪が
世界に広がっていく ....
96歳の山の師匠と僕と友人の3人で
久しぶりに県境の山に登った
急な登りじゃないから師匠も一緒に ....
ことばが狩りと育児を済ませたので内側を向いた
から/わたし達は膨らみはじめて以来ずっと骨が
鳴り ....
「梅毒感染最多に」
上の感染だけでなく
下の感染にも
気をつけなければならない
上はマスクで ....
顔に困ったと書いて道を塞ぐ
河豚に中るかのように禍い降りかゝる
路地先まで迎え出て ....
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