熊笹の獣道を誰かが歩く
うっかりと穴を踏み抜く
ガサ
滝つぼに落ちたあと爆発音がして
誰かの ....
「人類の旗」なるものは未だない つまりそういうことなんだろう
雨の滴が欲しい
しばらく見ていない
しばらく打たれていない
乾いた心を潤して
満たして欲しい ....
ポケットがあれば
朝と夜を
別々に愛せる
例えば
擦り減らないように
休ませてあげるこ ....
雨降る夜に
孤独を曝し
けぶる地平へと
走っていく
滾る思いを
冷雨に濡らし
救わ ....
時々
自分が何処の誰だか解らなくなる
頭が痛いし
眼が霞む
言葉は何の役にも立たない ....
ふうと息をつく
青空の下
草むらの上
砂の城を向こうに
ため息ではなく
影を探す
動き出 ....
誰何する声のさなかのスイカ割り
数式といっしょになったお葬式
お惣菜コーナーにあ ....
「あぁあ、こんな地方の駅前で
テレビ局ですが
家ついて行っていいですか?
なんて言われな ....
からっぽの心を手土産に家へ向かって歩く
雪がふわぁっていっぱい降って
皆と一緒に居たかった
ふ ....
黄金色した木の葉が欲しい僕は
風に頼んでまだ離れたがらない葉を
無理やり取ってもらうんです
....
これから始まる学芸会
ゆっくり幕が開きはじめ
可愛いあの娘はお姫様
憎いアイツが王子様 ....
○「里帰り出産」
生活費はだれが払うんだろうか?
本人たちだろうか?
実家だろうか?
○ ....
それぞれが秘密を持てるがその代わり「ここまで言わなきゃわかんないのか」
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