その呪いの
暗い
ほんとうをしっている
赤い血のゆめを吸い込んだ少女
街をさ ....
荒れ狂っている
闇が光のなか
光が闇のなか
灼熱の上昇
灼熱の下降
闇が光のなか
光が闇 ....
木立の間にはkたちがいて、
秋の陽のいっぽんの光線を見つめている。
アクビばかりしているけれ ....
痛覚レセプタ
ちょびひげのおじさん、今でもフィルムの向
こうから笑わせてくれる。拳 ....
涙で喉に詰まる音が落ちて
無限の宇宙に転がっていく
笛吹水仙の妖精は
いつでも後ろで聞いて ....
ゆっくりしてって
もうじき隣の椿も咲くよ
この冬も綺麗なのは
あなたが来てくれるから
金 ....
雪が降るように無数の愛が降る
語らず求めず大きな愛が降る
妖精は樅の木で待ち合わせ
....
トイレに入ると
足が冷たくなった
窓が開いていて
風が流れ込んでいた
小便をした
あた ....
哀しみが蓋を
閉じて転がる
苦い言葉を
胸に張りつけて
風は吹かない
光は裂けてく ....
この星にある夜の余白へ静かな星を書き足してった
気付いたときには気付いてたんだ無意識的に意識し ....
専門誌は僕が所属する産業機械分野は発行
部数が最も多く順調だったが、ほかの分野の
3誌は部数が ....
ゼロから始まるモノは何もない
と言う定説
一から始めなくてはならない
一夜の夢にあらわ ....
つま先で立つと地面が揺れて
あらゆる命が追い越してゆく
足音や虫の音が触れる場所で
上を向 ....
夜の海穏やかそうでそうではない今夜は力強さが目立つ
冬なのに気温が上がり暖かいでも平年より雪が ....
崖下の細道と市境を流れる川に挟まれた廃寺に隣接する三角形の土地は雑木林で、夏の間は気が付 ....
さながら粉雪の如くに
枝から離れ舞い落ちる
音もなく
澄ん ....
彷徨い歩く
今日も
現の森を
消そうな歌声
蘇らせるために
でも ....
新しい季節を連れて来た風
明日は何処(いずこ)へ吹いてゆくのか
透明な唄が聴こえ ....
街は、君のことが好き。
しんけんに、
みあげればみえる
幾百億、幾千億の銀河系の
白 ....
僕の薪小屋に雪がふったよ。照り返しがまるで白夜みたいだ。あの夏、ねえさんは船着場から太陽を見ていた ....
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