紙封筒に
足を
すべり込ませる
乾いたシーツのように
こもる体温
あるいは
....
春めいた
今夜
如月の
せせらぎに
したり
落ちる
雨の音は
きれい
赤く
煮 ....
珈琲の中に
城を作った
溶ける角砂糖
火傷する体
十個目の窓に
助けてと願う
....
をとひと
ひとしきり夢をかたるもの
いつまでたってもそのままで
ずっとそのままで
....
ココロ
彼女の部屋で つかの間
すごすしあわせなココロ
ココロは 彼女の顔を
見つめさせ ....
....
ここ
閉まっているとばかりおもっていた
ドアが 一つの動作を加えただけで 呆気なく
....
見渡す限りの地平線
垂直に立ち、歩む人
何処までも何処までも
肉を携え魂を生かし
意志の命ず ....
壊れそうになる自室の空気
苛立ちと 雑音
繊細な指で完璧をなぞると
星が流れ落ちる
混沌に飲 ....
私の足はすぐに疲れる
私の口は嘘ばかりつく
私の瞳は真実を見ない
私の指はペンを持たない
....
蛇が好き
でも鰐も好き牙を剥き
言葉をかじる不気味な青さが
飛び上がる
急にお尻 ....
レジは二つだけ稼働していた。
既に夕方のピーク時は過ぎていたので、客の気配もまばらだ。
係の ....
歌を聴き心の奥から湧く勇気前に進めば何かが変わる
落ち着いて身体の声を聞いてみるはっきりとした ....
誕生日おめでとう
私はだんだん私ではない何かになっていく
その姿をあなたに見ていて欲しかった
....
「世は虚し」嗤う貴方は世を知らぬ観念の井に留まる蛙よ
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