真っ赤に群れて咲くけれど
派手でも情熱的でもない
それを人は愛でる
太陽は直視できなくとも ....
おとなになりたくない
子供のつくりかたなんか知りたくない
みんなつつましやかに戦争でもし ....
ノーベル賞が目標 自称詩人の9割 精神病学会調べ
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自称詩人に脳見つからず ....
月夜
そのまんげつの
スーパーマーケットみたいなかなしさ
まるく あかるく
孤独で 遠い ....
漫喫のネットゲームのダンジョンの奥で本当の
....
現在において
問題意識を持つとすれば
ウジ虫のように
次から次へと発生する
自称詩人を如何に ....
俺が死んだら
死亡届けを役所に出して焼くだけは焼いてくれ
葬式は望まない
葬儀をするには金がい ....
もっと表に出て体を動かせと君は言う
本 ....
窓を開けると、九月の涼しい風が僕の部屋に舞い込んでくる。
こんなにも夜が美しいことを、今まで知らな ....
残業ができたときは
お金になるけど
したくなかった
残業ができなくなったら
お金にならな ....
アルバイトは行かなければやめられる。やめるつもりがなくても、行かなくて、放っておけばやめられる。
....
潮目
県庁跡の建物の中で期待もなく調べ物にと
りかかり、時間を待って香林坊に出る。そこ ....
交差点で君の香りがした
誰も視線が合わない
すれ違い
髪になびく風だけが交わる
そういえ ....
先月末に、大学を卒業してから勤務してきた会社を退職しました。最後はグループ会社の経理をしていたのです ....
純白な雲が流れて
紺碧の天井がひらけた
そうだ
どこまでも深まってゆく
永遠の時空がひろがっ ....
育てているのは言葉の木
晴れている日も
そうでない日も
知らない鳥が
ひとやすみして ....
祭りの夜
腐った闇を踏みながら
タバコに火をつけて
三つ目の家に入ろう
小人は擦り傷 ....
ヒット商品 作品は どれだけ 人を選ばず 取り込めるか 難しい ステップは 省く
その人の 境 ....
黒板に書かれたチョークの傘を
否定もできずに粉を浴びた日
君と僕の名前を消しながら
ためら ....
駅の、白いホームに
ひとつの別れがあって
あなたのわらい声が
おだやかなかなしみをよぶ
....
秋の
夕べ
芝生
虫の
ねいろ
隠す
笑い
声の
渦に
とまる ....
人生は
一日一日を
いかに大切に
生きていくかに
尽きるようだ
自分が
一日一日
....
あゝ、神になってしまった。
いや、オレが自分で言っているのではないんだ。
《データ》 ....
ふたりの娘へと私と妻の遺伝子が繋がって
親と子供の絆が結ばれた
それは命の鎖
けして切れた ....
少しずつ暑さは何処かに消えて
秋めく気候が顔を出す
薄い季節から
濃い紅葉の季節に
移り ....
がおがおやって居ると
先生のビンタが飛んで来る
ここは深い森で
獣の香りが匂って来て
辺りに ....
自覚がないというのは空恐ろしく
左の足を引き摺っていることも
左の目から流血していることも
認 ....
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