少し前に
壊れた橋の上に立って
きみは笑顔を浮かべている
ひびわれたセメントは
ゆうべの ....
あっ…
渇いた庭にポタリ
予知夢のように
紅い山茶花が一輪落ちた
大阪の方には雪に煙る夕日が ....
わたしはもう
石になってしまいました
かつてわたしにも
水だった時代があり
白濁した粘質の水 ....
診察のドアにもクリスマスリース
眠れない夜に走らせる車
滑り出す道は三日月のレール
あなたの寝顔を確かめる為の
最短距離を測ろ ....
狼と食べたチョコレートは、いやにミルクが多くて甘くて
「お好きですか」とちらりと見やれば、彼の包み ....
「笹舟」
ほそくふるえる茎をくわえて吹いてみた
ちいさいころの夕焼けが鳴った
{ルビ百日紅 ....
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死にたい。本当は一行だって書きたくない。空っぽの部屋に行きたい。どうなりたいかどうなりたいかど ....
この年になって
僕を捨てた女を
思い出すのは
なんともいえないなつかしさがある
なんで僕を捨 ....
社会人が仕事をする舞台では
みなが仮面をかぶって役割を演じていた
そこでは魔女狩りが行われ
....
ポイントを私の意識で説明するなら、ポイントとは、認知に、他ありません。言葉は、玉石混交に私の周りに溢 ....
都会の空に星はなく
赤橙青の電気は偽で
ひとは地を天に変え
心を亡くした表をし
早歩きするカ ....
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