遠く奥から
暗い雷鳴
生きる勢い
逃走のための闘争
自ら見ず
意識の儀式
....
深夜
少しいろのついた水をのんでいた
グラスは透明だった
仄暗い
テレビの灯り
こ ....
食べられません
と書いてあるが
食べたらどうなるかが書かれていない
○月○日まで美味し ....
うそのそとに いつわり
うそのそとに いいわけ
うそのそとに くちがあり
くちがあれば ....
だいすきです。
だいすき。
顔は全然タイプじゃないけど
優しいとこ。
話を ....
一人カウンターで
誰にも邪魔されず
低く響くジャズを聴きながら
バーボンオンザロックを飲む
....
愛をまに受けて 焼けていく
わたしをみて
かける言葉がなんにしろ
それさえも まに受けてし ....
「皆殺し」
眠れないので改造しておりました
極彩色のペンチで
灰色をたくさんつくったの ....
ひとつひとつの キスに
その時々の 思いを込めて
少しずつ 贈ってゆけば
届くかしら
深海魚
夜の深海魚
夜中の深海魚
もしくは陽光を浴びない魚
陽光が嫌いな魚
浴びれない ....
タイラップスクラップさ
スーツケースいっぱいの書類の山
受け取るはずの君に会いたくて
紫煙 ....
場末の酒場はもう流行らない
あるいは明日には無くなるかもしれない
明美は艶めかしく客に媚 ....
いらない。
これ、いらないな。
それ、う〜ん、いらないや。
あれ、まあ
い ....
「夕暮れ症候群」というものがある
認知症の老人などに見られる症状で
夕暮れ時になるとそわそわしは ....
子供のころ
とりかえっこが大好きだった
友達の靴はわたしには窮屈だったし
弟の枕は乳臭かったけ ....
とん とん
はいってますか
とん とん
はいってますよ
....
冬の鵙部活を辞めた帰り道
冬の鵙すべてを壊しきったあと
冬の鵙元気があるならやらないよ
歩けない道を星が照らして明るい
右足左足また夢が見えるまで歩こう
雨のち雨の日は悪魔
生きてるって
綺麗事じゃなくて
グロテスクで
情けなくて
格好悪い事かもしれないよな
....
風が突き抜けていく
物言わぬもの 同じように揺らして
立っている
この広い 地と空の遠く広 ....
横浜のお堀は淀んでいた。
西口からそれに掛かる橋の先。
五番街と呼ばれる街区があり、私と彼女は
....
別に12月がそうさせてるわけじゃないけれど
(いや、少しは寒さも加担する感傷)
これまで歩いてき ....
人との繋がりが失われたとき
まず自らを責めなくてはなりません。。
(返答の無いメール/繋 ....
友達からの誘いを断って、一人で原宿を歩いていた。どこかうわついた人の中。生きているとはこういうことな ....
山手線や京浜東北線で
無数の乗り換えを繰り返しながら
カップルや友達同士のドアから現れる姿を ....
時計を左に回して
過去に戻ったふりをして1日が過ぎた
時計をもう少し左に回してみたけれど
何も ....
僕は、
この広大な宇宙の端に生まれた、
均一な闇の中の一点のにじみ
等しく連動する暗い水に揺ら ....
都会の夜にまたたく星は必要だ
手をのばしても届かない それ
わたしにも、必要だ
....
32rows, 0.98sec.