原潜のエンジン音や蜆取
The sweetest day 毛虫焼く臭い
レガッタやダブルスカルの元夫婦
鳴らないケータイだいじに持って蛍烏賊
花曇りに君という器がない
さみしいと言えぬ口が春の歌
「<色°彩、のサラダ•〆」
赤く、冷たい皮膜に(宛てられたお
手紙(種を ....
町が痛いの、知らない風が吹いている
出てゆけって聴こえる
おまえの居場所じゃないぞって
いま、 ....
喜びはすぐ目の前に広がっているというのに、
いつもその手前で足を挫いている。
先を急ぐばかり ....
サファイアは 青だと
ずっと 信じ込んで 来たけれど
赤いサファイアが 貴重だと聞いて
....
その日 空は折れ曲がっていた
梯子の上ではくたびれた猫が
真昼の光を嫌になる ....
君が
君の石を置く
世界が君色に変わる
僕が
僕の石を置く
世界が僕色に変わる
....
140427
ありふれた幸運
逆様に見えた世界
ありさまと名づけたい日 ....
捧げる
俺の赤い血を
君の白い肌に
黒い眼に映った俺の姿の奥で
快楽にまみれたさもし ....
安らかなあなたの寝息が
時を刻む
私がどんなに怠惰に負けても
何も言わずに支えてくれる
....
こいつの正体は
悪魔くんだあ!
とオバマに向かって叫んで
日米首脳会談の会見場から
SPによ ....
足を洗った後の石鹸の香り漂うシャワールームで、水色のモザイクタイルが涙した。
清廉潔白なものに ....
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